観戦記

後援会会長・門池啓史さんの観戦記を掲載します。

観戦記  名古屋商科大学戦 平成24年10月13日 at名古屋商科大学ラグビー場



GRAMPUS後援会会長
門池啓史さん

先々週、単独優勝を賭けた
名城大学との大一番に惜敗してしまったグランパス。
試合は0-17とリードされて、
完全に勝利が遠のいたにもかかわらず、
第4Qに奇跡の逆転を見せてくれたが、
最後には再逆転をされてしまった…。
私はショックが大きすぎて
なかなか事実を受け入れることが出来なかった。
グランパスは根性で大逆転をしてくれて、
一度は勝利がちらついたので、
なかなか気持ちの整理がつかないのだ…。
と、私ですらこんな状態だから、
選手・スタッフたちはさぞや落ち込んでいることと思われる。
とにかく、気持ちの入れ替えをすることが一番重要なことだ。
終わってしまったことは仕方がない。
早く気持ちの整理をすることだと思う。
これは私自身にも言い聞かせていることなのだが…。(笑)

ともかく単独優勝の可能性はなくなったが、
あと二試合全力で試合してほしい。

今日の相手は、名古屋商科大学(名商大)である。
名商大は昨年まで二部に長い間所属していたが、
今年から一部に昇格した。
昨年は有能な4年生が多く、選手数もそれなりにいたが、
新チームになって部員数は大幅に減っている。
現在は試合成立の最低人数である15名、
プラス数名というまったく寂しい状況のようである。
我グランパスの選手数は50名を越えているのと比べるとあまりにも対照的だ。
「こんな人数でやれるの?」
と失礼ながら思ってしまう。
当然選手は攻守両面のプレーとなるので、たいへんだ。
事実、名商大は名城大学との試合では、
な、なんと6-103で敗北している。
グランパスは名城に惜敗しているので、
たとえ選手たちが落ち込んでいたとしても、
まあ、今日は誰がどう見ても、
グランパスは「楽勝」のはずである。

さわやかな秋晴れとなった試合当日

私はなにかイマイチ気合が入らないが、
まあ、今日は楽な気持ちで応援しようと試合会場に向かった。
しかし、高速道路の出口を間違えてしまい、
試合開始には間に合わず、
第1Q途中からの観戦となってしまった。
申しわけございません。

会場に近づくと、場内放送で
「名古屋商科大学、3点です。3-0で名古屋商科大学がリードしています」
と聞こえてきた。
「??」
そうか、名商大がフィールドゴールで先取点を取ったのか…。
と、やや意外に思ったが、
まあ、すぐグランパスの怒涛の攻撃が始まるでしょう、と思う。
グランドに着いて、OBの方にお伺いすると、
名商大はパスを連続して通して、3点を取ったそうだ。

第2Q開始。
グランパスは中央付近からの攻撃開始だ。
WR#27塚本君へ15ヤードのパス成功。
続いてRB#24松谷君が27ヤード走って
ゴールまで8ヤードの位置まできた。
4thダウンになってしまったが、ここはギャンブルして、
松谷君がうまくブロッカーを使って走りぬけタッチダウン(TD)!
トライフォーポイント(TFP)は外して、
6-3とリード。

ギャンブルプレーを成功させTDをとったRB#24松谷

さあ、さあ、グランパス怒涛の攻撃が始まるぞ!
どんどんTDを取って、後半は一年生のプレーを見たいものだ。

名商大は自陣30ヤード付近からの攻撃。
QBからWRへ20ヤード位のパスが通る。
「あれ、前には誰もいない…」
名商大WRは走って走って、TDを取る。
70ヤード位のロングパスだった。
6-10とリードされる。
「まあ、こういうこともあるか…」。
名商大のキックは悪く、
グランパスは中央を過ぎたあたりから攻撃開始となる。
しかしQBサックを受け、
大きくロスして4thダウンパント。
しかし、スナップは悪く、
パンターは蹴ることができずニーダウン。
名商大は名大陣20ヤードからの攻撃となってしまった。
エンドゾーンはすぐそこだ。

最初のプレーでいきなりTDパスを通されてしまった。
6-17。
なにかおかしい。
なんだろう?
名商大は名城に100点近く差をつけられて大敗している。
グランパスはその名城相手に
試合残り10分でリードしたまでのチームだ。
単純に考えれば、今日は楽勝のはずなのだが…。

グランパスは自陣38ヤードからの攻撃。
3rdダウン6ヤードから、
QB#4安田君が8ヤード走ってフレッシュ。
松谷君が素晴らしい走りを連続させて、大幅に進む。
続いてWR#6石川君へ8ヤードパス成功。
最後は安田君が2ヤード走ってTDを取る。
13-17で前半終了。

QBキープで魅せるQB#4安田

なんか、話が違うなあ…。
まあでも名商大の選手は攻守両面出ているので、
必ず後半は疲れてくるはずだ。
応援席の後援父母会の方々たちにも、
私は「勝てます。後半怒涛の攻撃がありますから大丈夫です」
と笑って言う。
後半は早めに2、3本TDを取って、
一年生のプレーを見たいものだ。
しかし、名商大のQBは素晴らしい選手だなあと思う。
パスをびしばし決めてくるし、
グランパスの守備陣をうまくコントロールしている。
いったい名商大は名城大戦の時は、どうしていたんだろうと思う。
私はその試合を観戦したが、
名商大が可愛そうになってきて、
「名城さん、もうその辺にしておいてあげたら…」
などと思っていたのだ。
15名+αの人員では怪我人が数人でたら
今日は放棄試合になってしまうのでは、と私は心配していた。
しかしその名商大に前半はリードされてしまっている。
グランパス選手は、やはり名城戦の惜敗がよほどこたえているのだろうか…??

おかしい、おかしいと思いながら後半開始となった。
グランパスは自陣35ヤードより攻撃開始。
安田君がキープで15ヤード走る。
RB#21伊藤君が上手いカットバックで13ヤード進む。
続いて松谷君が25ヤードのロングゲインで
エンドゾーンまで15ヤードと迫る。
最後は伊藤君が飛びこんで、20-17とやっとリードした。

素晴らしい走りを誇るRB#21伊藤

名商大は自陣20ヤード付近からの攻撃となる。
ドロー(パスと見せかけたランプレー)プレーが成功し、
ロングゲインのフレッシュ。
ミドルパスが通って、名大陣奥深くまで進む。
名商大4thダウンギャンブルするも、パスが通らない。
が、ここでグランパスにパスインターフェアの反則が発生し、
自動的にフレッシュを取られてしまった。
最後は5ヤード走られ、TDを奪われる。
TFPは失敗するも、
またまた20-13とリードされる。

「話しが違うよなあ…、今日は新人ちゃんたちを見たかったのに…」。
グランパス自陣32ヤードからの攻撃を、
安田君が続けてキープするもロス。
しかし石川君へ20ヤードのパスが決まる。
そして、今秋絶好調の伊藤君が30ヤード前後走り、
ゴールまで12ヤードと迫る。
素晴らしい走りでした。
しかし、名商大の上手い守備で進まず、
4thダウンとなってしまう。

第4Qに入る。
4thダウン、ゴールまで12ヤード。
難しい攻撃だ。
ここで、QB安田君は左オープンを走る。
名商大の二選手が襲いかかって、
タックルされそうになってしまう!
しかし安田君はうまくかわして、
エンドゾ-ンに走りこんでTD!!
やっと、27-23とリードする。
しかし残り時間はたっぷりあるので、
どうなるかわからない。
名商大選手たちに疲れている様子はまったく感じられない。
続く名商大の攻撃を抑えて、
グランパスはランとパスを織り交ぜて、
ゴール直前まで進むも、
TDを奪えず攻守交替となってしまった。
名商大は自陣12ヤードからの攻撃となるが、
パスを連続して成功させ、中央まで進む。
ランプレーが決まりロングゲインして、
名大陣奥深く進む。
グランパスはピンチだ!
名商大はTDパスを連発するも、
DB#26臼井君のナイスパスカットがあり、
また他のDB陣もふんばりTDを許さない。

見事パスを阻止したDB#26臼井

名商大、4thダウンギャンブルも失敗に終わり、
グランパスに攻撃権が移る。
グランパスは一つフレッシュをとることが出来て、
なんとかゲームセット。
27-23にて薄氷の勝利を得ることができた。

疲れました…。
大楽勝を予想していたのに、
全くの苦戦で一時はどうなることかと思った。
攻守フル出場の名商大の選手には脱帽です。
たいへん失礼しました。名商大は強いです。
とくにQBの鋭い攻撃には参りました。

人生は甘くないが、フットボールも甘くなかったです…。
頑張れグランパス!

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