工学部マテリアル工学科 48代松永知幹(高槻高校)
【自分自身の受験を振り返って】
高槻中学には、小学校からやっていたアメフトを続けたかったので前期試験で入学しました。
入学してからは、すっかり安心してしまい、成績は平凡そのものでした。
でも、アメフト部は本当に楽しくて、たくさんの仲間や先輩や後輩ができて、
行事も楽しくて充実していました。
勉強はというと、宿題と定期テスト前の一週間だけしかやりませんでした。
こうして部活三昧の楽しい学校生活も、気付けばあっという間に高校3年生。
そして6月にはクラブを引退しました。
ところが、すぐに僕は愕然とします。全然暗記できていない単語・文法・地名・式…
全然解けない演習問題…やらなくてはならないことがたくさんありすぎて、正直やる気をなくしました。
結果、センターは71%しか取れませんでした。自暴自棄の僕は、前期は家から近いという理由で
大阪大学を受験し玉砕。後期は、「来年受験するかもしれないし」と両親に頼み込み、
東北大学を受験させてもらいましたが、再び玉砕。こうしてプライドだけの現役受験が終わりました。
浪人生活を始めるにあたり、実行したことは、
①手帳の購入です。
週単位で勉強の予定を細かく書き込み、達成度や理解度のチェックマークをつけて、「勉強を見える化」
しました。ちなみに僕の学生の頃のセルマネは、ほぼ白紙でしたので、もっと早くからきちんと活用していたら
こんなことにはならなかったかも…と思います。
②携帯電話に入っているYouTube、Twitter、漫画アプリ、ゲームアプリの削除。
③志望大学の決定。
浪人してしまったからには、旧帝大に行きたいと思ったので、機械航空学科のある東北大、名古屋大学、
九州大学について調べました。
【名大を志望した理由】
(1)苦手とする英語の配点が、共通テスト、個別試験ともに低い。
(2)キャンパスの真ん中に地下鉄「名古屋大学」という駅があり便利。
(3)東海リーグにおいてアメフト部が結構強い。
このような理由から名古屋大学を目指すことにしました。
【おすすめの勉強法】
このタイムスケジュールで浪人生活がスタート。
6時半起床⇒6時45分NHKのラジオ英会話を聞きながら朝食⇒7時半予備校へ出発⇒
21時半予備校から帰宅&夕食後、暗記科目タイム⇒
23時半お楽しみの筋トレ30分(これが僕の唯一無二のリフレッシュ方法)&入浴⇒24時半就寝
しかし、これだけやってもなかなか成績が上がりません。受けた模試の判定はすべてDとEばかりでしたが、
それでもめげずにやり続けるしかありませんでした。勉強(と筋トレの)成果が表れてきたのは
10月に入ってからで、成績も(筋力も)徐々にアップしてきました。
特に成績が上がったのは化学。学生時代は苦手でしたが、得点源にしたいと考え、
「学生時代の教科書と化学の新演習を何度も読み、理解してビジュアル的に暗記する。」という方法で
原点に戻りました。まさに「基本無くして、応用無し」にやっと気付いた状態です。
化学に苦しんでいる人は是非試してみてください。
もう一つの苦手科目の英語では、使用するテキストは予備校のものだけを使い、
それを何度も繰り返しました。今更ですが音読も毎日行いました。
10月を過ぎると、大学の冠模試が始まります。模試の結果は、名大:機械航空はC、マテリアル工A。
九大:航空C。広大:第1類Aでした。
やはり名大も九大も機械航空は難しいねんな…と少しがっくりきましたが、材料を扱うマテリアル工
ならば、名大生にはなれる可能性が高いぞ…と気持ちを切り替えました。名古屋大学の受験対策については、
ひと工夫しました。赤本を解くのはもちろんですが、自分で答え合わせを行った後、
先生に見てもらっていました。客観的な視点でチェックしてもらえますし、自分ではどうしても
甘く採点しがちだと思うので、英作文や和訳、数学の積み上げ問題対策で、これはおすすめです。
こうして迎えた共通テストは得点率80%(国語と地理が過去最高の点数)でした。予備校のリサーチは
Bでしたが、個別試験はしっかりと対策してきたし、自信をもって名古屋大学に出願しました。
1日目の英語はなんとかなった。耐えた。化学はかなりできた。物理もできた。よしよし。
けれど、2日目の数学は大失敗。もうあかん…
発表までの約2週間、数学の失敗が頭から離れず、ずっと落ち込んでいました。
けれど、結果は合格でした。一番の得意な数学で失敗したけれど、2番目に得意な理科で救われたのだと
思います。 僕は、合格発表の瞬間の気持ちをこれからもずっと忘れません。努力が報われた瞬間です。
【アメフト部の魅力】
最後にGRAMPUSは名古屋大学で1番「熱い」部活です。高校の時には得られなかった様々な刺激を得ることができるチームであり、さらに学生主体だからこそ自ら進んで行動する力を養えると思います。
大学4年間を遊びだけに費やすのではなく、何か一つ本気になれることを見つけたいなら
是非GRAMPUSに来てください!同じフィールドで共に戦えることを楽しみにしています。