観戦記 中京大学戦 令和7年10月12日
at豊田市運動公園球戯場
GRAMPUS後援会会長
門池啓史さん
開幕から二連勝してきたグランパスだが、
前週では名城大学に完敗してしまった。
点差は21点あったが、
スタッツ(ラン+パス)の合計ヤードでは
名城と差はあまりなかった。
一発で何度もTDを奪われたのが痛かったが、
オフェンスはそれなりに機能していて、
私の予想より良い印象だった。
今日も難敵である中京大学との
試合が開催されるが、
負けてしまうとほぼ優勝の道は
絶たれることになってしまう。
中京のここまでの試合を冷静に見て、
対戦校との得点差をみると、
明らかにグランパスは不利である。
しかし、グランパスオフェンスは
ある程度中京相手にも
機能すると期待しているので、
課題はディフェンスではないかと私は思っている。
曇天の下、グランパスのキックで試合は始まった。
名城は自陣40ヤードからの攻撃開始となる。
ここで中京のパスをいきなり、
DB#1臼井君がインターセプト!
強敵相手に素晴らしい!
グランパスは中央付近からの
攻撃とチャンス到来だ。
RB#17塚本君がまず10ヤード走って、
続いてWR#18水野君へ15ヤードパス成功。
RB#6池澤君がヤード、
12ヤードと走ってゴールまで近づく。
そして、QB#0伊藤君が
自ら5ヤードキープしてTD!
強敵相手に素晴らしい攻撃だった。
PATは失敗したが、
まずは6-0とリードして誠に幸先良い。
中京は自陣38ヤードからの攻撃だったが、
じりじり進んでTDを取る、6-7。
リターナーに入った#17塚本君が
キックを受け取ると、
巧みなカットバックで50ヤード前後走る。
相変わらずのナイスランだ。
最後はRB#6池澤君が簡単に走り抜けてTD!
13-6。グランパスの攻撃が
全くよく機能していて、
中京は対応できていない。
しかし、次のキックオフリターンで
名城は簡単にTDをあげてしまい、
13-14となってしまった。
このキックオフリターンTDは偶然性もあり、
グランパスにとっては
不運に近いのかもしれないと私は思うが、残念…。
グランパスは自陣35ヤードからの攻撃で、
WR#81田淵君の素晴らしい
パスキャッチがあったが、
4thダウンギャンブルを失敗し
攻守交替となってしまった。
次に中京QBのロングランが決まった後、
中京の絶対的RBが連続して走って、
TDを奪われる。
正直言って、このエースRBのランは
誰も止める術はないと思う。
13-20。
グランパスは自陣25ヤードからの攻撃開始。
RB#6池澤君のナイスランが続いた後、
QB#0伊藤君がキープし
24ヤード走ってTD!
20-20の同点となる。
中京相手にグランパスは
とても頑張っているが、
中京守備陣は事前にグランパスの攻撃を
あまりスカウティング
していないのではないかと私は思う。
名城は自陣38ヤードからの攻撃で、
またもやエースRBが
味方の強力OL陣のブロックを
上手く使ってどんどん走って、
TDを取られてしまった。
このRBは本当に止められません。
27-20で前半終了。
グランパスの攻撃陣は
素晴らしく機能していて、
ここまで上手くいくとは(失礼ながら)
私は思っていなかった。
しかし守備陣が強力中京攻撃陣を
止めることができていないので、
何とかならないものかと思う。
とにかく、まだ1本差なので後半に期待できる。
中京のキックで後半開始。
グランパスはナイスランが続いて
ゴール近くまで進むも、
TDを奪うことができなかったが、
FGの3点を取って、23-27となる。
1本TDを取れば逆転になるので、
俄然試合は緊迫してきた、
と思う間もなく、
名城は次に4thダウンギャンブルを決めて、
TDを取って23―34となった。
11点差はきついが何とか頑張って欲しい。
第4Q開始。
グランパスは次のシリーズも
ランとパスが次々に決まって、
ゴール直前まできたが、
ここで痛恨のボールファンブルがあり、
攻守交替となってしまった…。
グランパス応援席は静まり返ってしまった…。
その後名城はFGを決めて
23―37でグランパスの敗戦となり試合終了。
今日の試合は誠に惜しかった。
スタッツを見れば、
グランパスの総攻撃ヤードは
中京を上回っている。
グランパスはランもパスも
とてもよく決まっていた。
とりわけ中京に対して
こんなにランプレーが良かったのは、
私にはちょっと記憶にないくらいだ。
悔いは残るかもしれないが、
良い内容であったと私は思う。
あと一試合、選手スタッフは全力で臨んで欲しい。
(これはあくまでも個人の観戦記ですので、プレー、
スタッツ等間違いがあればご容赦ください)









