観戦記
後援会会長・門池啓史さんの観戦記を掲載します。
観戦記 名古屋工業大学戦 平成30年10月21日
at名古屋学院大学瀬戸キャンパスグラウンド
GRAMPUS後援会会長
門池啓史さん
開幕より順調に三連勝してきたグランパス。
今日は名古屋工業大学(名工大)との試合が
名古屋学院大学瀬戸グランドで開催される。
この試合は本来9月30日に行われる予定だったが、
台風によって延期されたものだ。
よって先週の中京大学から来週の名城大学戦まで
三週連続の試合となる。先週は苦戦の末、
何とか中京大学に勝利することができた。
ところが今日の前の試合では、
名城が中京に54-14と大差で勝利している。
点差だけでは判断できないが、名城は不気味だ…。
名工大は昨年から一部に昇格してきているが、
一部では下位に位置していて、
グランパスにとっては比較的楽な試合内容が予想される。
今日は下級生のプレーを多く見たいものである。
というのも、仮に今日の試合に負けても
来週の名城戦に勝利すればグランパスの優勝は確定し、
全国大会に出場が可能となるからだ。
三週連続の試合を考慮し、来週の名城戦に備えて、
主力選手は怪我をしないようにしてほしいものだ。
私が名古屋学院で試合観戦したのは、
十年以上前のことで久しぶりである。
快晴の下、グランパスのキックで試合は始まった。
名工大は自陣25ヤードから攻撃開始となる。
ランとパスを交えて、連続してフレッシュを獲得したが
続かずパントとなった。
グランパスは自陣20ヤードからの攻撃。
今日のQBは#9滝川君が先発している。
しかし、グランパス選手はボールを
ファンブルしてしまい、
これを名工大選手がリカバーして、
ターンオーバー(攻守交替)となってしまった。
名工大は敵陣20ヤードからの攻撃となって、
これはピンチだ。
ここはDB#8川尻君のナイスタックルもあり、
FG(フィールドゴール)の3点に抑えるものの、
0-3とリードを許す。
グランパスはよくリターンして
自陣45ヤードより攻撃開始。
RB#29鈴木君が7ヤードランの後、
WR#83服部君が20ヤード近く走る。
最後はRB#6キャプテンの川村君が
上手くブロッカーの間を抜けてTD(タッチダウン)!
TFP(トライフォーポイント)も決まって、
7-3となった。
WR#83服部
キックオフ後の名工大の
攻撃はあっという間に終わって、
グランパスは自陣22ヤードからの攻撃が始まる。
第2Q開始。
RB#29鈴木君の12ヤードランに続き、
RB#6川村君も11ヤード走る。
そして川村君が名工大タックラーを引きずり、
15ヤード走るも、グランパスに
10ヤード罰退の反則があり、
パントとなってしまった。
続く名工大の攻撃は、
DB#2安藤君のナイスタックルもあり、
パントとさせる。7-3で前半終了。
あともう2本くらいTDを取って、
後半はゆっくり下級生のプレーを拝見したいものだ。
DB#2安藤
後半開始。グランパスは中央付近からの攻撃で、
RB#6川村君がボールを持つと、
スクリメージを抜ける!
名工大のタックラーを簡単に外すと、
後は走って走ってエンドゾーンに飛び込んでTD!
いやいや、川村君がオープンを走ると
もう誰も止められません。52ヤードのTDランだった。
DB#2安藤君が名工大リターナーにナイスタックルする。
しかし名工大はミドルパスを連続して通して進む。
最後は30ヤードのTDパスを決められて、
14-10となる。
名工大のキックをリターナー#25林(恭)君がキャッチして、
走って走ってエンドゾーンに入り込みTD!
と思ったら、これはグランパスに不正なブロックの反則があり
、幻のTDとなってしまった…残念。
しかし中央付近と良い位置からの攻撃となった。
RET#25林(恭)
ランプレーで進んだ後、
RB#6川村君がボールを持つと、
タックルされ倒れかかるも、
持ち直して走ってフレッシュ獲得かと思ったら、
ここからギアが入って名工大タックラーを振り切り、
走る!エンドゾーンに飛び込んでTD!
私はフレッシュ獲得の段階で喜んだが、
あっという間のTDランだった。
いやいや、もう神技ですね。
なんか、名工大に申し訳ないようにも感じてしまった(笑)。
TFPは失敗するも20-10とする。
RB#6川村
名工大は自陣22ヤードからの攻撃だったが、
DB#2安藤君の鋭いタックルでゲインさせない。
今日は二年生の安藤君の活躍が目立つ。
そしてLB#7岡田君のナイスパスカットがあり、
名工大はパントとなった。
グランパスは中央からの攻撃で、
RB#29鈴木君が25ヤード走って進む。
最後は同じく鈴木君が10ヤード走ってTD!
RBは川村君だけではないぞとばかり?
の鈴木君のPRだった。27-10。
グランドには2年生選手が増えているし、
一年生も見ることができる。
RB#29鈴木
第4Q開始。名工大は自陣30ヤードからの攻撃で
、一発ロングパスを決めた後、
2ヤードランのTDを取る。
27-17となったが、
私はゆったりと試合を見学している気分だ。
グランパスにも名工大にも失礼かもしれないが、
まあ、勝っても負けても優勝には無関係か…
という不謹慎な思いがよぎる。
グランパスの攻撃は続かず、
パントとなるが、これがナイスパントとなって、
名工大は自陣2ヤードからの攻撃となるも、
続かずパント。しかしスナップされたボールは
大きくパンターの頭を超えてしまい、
セイフティとなって、
グランパスに2点加算されて、29-17となった。
最後は名工大のパスをDB#8川尻君がインターセプトして、
勝負あり。29-17で試合終了。
DB#8川尻
これでグランパスは四連勝となった。
今日は楽な気持で試合観戦できたが、
いよいよ来週は名城大学との一騎打ちだ。
勝った方が優勝となり、全国大会出場となる。
グランパスは先週中京戦で苦戦したが、
今日名城は中京に大差で勝利した。
普通に考えれば、グランパスにとって
名城戦はかなり厳しい試合が予想されるが、
グランパスコーチ陣や選手は
この日の為に作戦を練ってきているはずなので、
数字上だけで判断することではないと私は思っている。
全く予断を許さないが、
何とか東海リーグ連覇を成し遂げてほしいものだ!
(これは観戦記ですので、データ・プレー他に間違いが
あった場合はご容赦くださいませ)