観戦記
後援会会長・門池啓史さんの観戦記を掲載します。
観戦記 南山大学戦 平成30年09月02日
at四日市ドーム
GRAMPUS後援会会長
門池啓史さん
今日から秋のレギュラーシーズンが開幕する。
昨秋、グランパスは創部初の全勝優勝を果たした。
今シーズンは連覇がかかっているので、
どのチームもグランパスをマークしてくることだろう。
戦力をみると、まずオフェンスはなんと言っても、
QB#1松原君とキャプテンのRB#6川村君が
残っていることが大変心強い。
もちろん他の選手の頑張りはあったが、
この二人の活躍はグランパスの勝利に大いに貢献した。
あと、春のシーズンをみると、ディフェンスが大変逞しい。
DL、LB、DBどれをみても戦力ダウンには
なっていない気がする。
ということは昨年よりチーム力は上がっているのではないか、
などと贔屓目にみているがどうなんだろうか。
いずれにせよ、グランパスは
優勝候補の筆頭に挙げられるだろう。
今日はここ数年苦戦している南山大学との試合が、
四日市ドームで組まれた。
開幕第一戦の南山戦ということで、
なんか嫌な予感がしない訳ではない。
南山は最近、強いのか弱いのかどうもチーム力が
私には計り知れない。
昨年もグランパスは大苦戦をして、
一時は負けも覚悟した位だ。。
夕暮れ時、柔らかな夕陽がドームの中に入り込む中、
南山のキックで試合は始まった。
グランパスは、リターナーがよく走って
自陣39ヤードまで返した。
最初のプレー、QB#1松原君からRB#6川村君に
ボールがピッチされ、川村君は11ヤード走る。
次に松原君はドロップバックして、
ボールを前方遠くに投げる。
南山DBのやや先を疾走するWR#17長谷川君の胸に、
ボールがすっぽり入る!
そのままエンドゾーンに走り込んでTD(タッチダウン)!
試合開始から50秒での、
あっという間の49ヤードパスTDだった。
WR#17長谷川雅彦
南山は自陣20ヤードからの攻撃だったが、
DL#99西山君のナイスタックルもあり、パントとなる。
グランパスは自陣25ヤードからの攻撃。
RB#29鈴木君が15ヤード走る。
RB#6川村君も12ヤード走るも後が続かず
パントとなってしまった。
南山も次の攻撃はあっという間に終わって、
グランパスは自陣40ヤードからの攻撃開始。
WR#10林(良)君へ35ヤードパス成功。
今日の松原君のロングパスの精度は高いようだ。
RB#6川村君が15ヤード走ってゴールまで15ヤードと迫り、
最後は15ヤードパスがTE#82瀬野君に決まってTD!
14-0となる。
TE#82瀬野遼太郎
第2Q開始。南山の攻撃はあっさり終わって、
グランパスは自陣23ヤードからの攻撃だったが、
フレッシュは続かずパントとなる。
その後、互いに決めてを欠いてパントが続き
前半終了となった。
不気味な南山相手に私は一抹の不安を抱いていたが、
まずは2本TD差をつけて一安心だ。
攻撃はよく機能しているし、
何と言っても守備が安定している。
南山はなかなか進めないでいる。
後半開始。南山の攻撃は簡単に終わって、
グランパスは自陣29ヤードからの攻撃開始となる。
QB#1松原君が自ら走って15ヤード進む。
RB#6川村君が13ヤード走った後、
RB#29鈴木君がタックラーの間をくぐり抜け、
37ヤード走ってTD!21-0となった。
TD3本差となり、その内容から、
ぼちぼちグランパスの勝利が見えてきたので、
下級生の活躍を見たいところだ。
RB#29鈴木遼
南山の攻撃はまたもやあっさり終わって、
グランパスは中央より攻撃開始。
QB#1松原君の11ヤードラン、
WR#10林(良)君への15ヤードパス、
RB#29鈴木君のロングランなどがあり、
ゴール直前まで来る。
最後は鈴木君が簡単に走ってTD!28-0と差は開く。
第4Qに入る。
南山はさかんにパスを多用してくるが、なかなか通らない。
グランパスのDL、LB陣の圧力が強いのか、
DB陣のカバーがよいのか、
とにかくパスインコンプリートばかりだ。
グランパスは自陣37ヤードより攻撃。
ランで南山陣内に入り込み、
WR#83服部君へ35ヤードのロングTDパスが決まって
35-0となった。
WR#83服部光太朗
次の南山の攻撃は簡単に終わって、
グランパスは中央付近より攻撃。
QBは#9滝川君に代わっている。
RB#29鈴木君がドロープレーで20ヤード近く進む。
QB#9滝川君のスクランブルで10ヤード近く走った後、
4thダウンより35ヤードのフィールドゴールを
狙ったが外れる。
その後、南山の攻撃をグランパス守備陣が
ほぼ完璧に押さえて、35-0で試合終了。
今日はここ数年苦戦している南山との試合で、
私はやや心配したが、全くの杞憂だった。
細かい反省点はあるだろうが、
攻撃も守備もとてもよく機能していて、
正直、今年もグランパスは強いと確信させられた。
(これは観戦記ですので、データ・プレー他に間違いが
あった場合はご容赦くださいませ)