観戦記
後援会会長・門池啓史さんの観戦記を掲載します。
観戦記 名城大学戦 令和元年10月26日
at名古屋市港サッカー場
GRAMPUS後援会会長
門池啓史さん
前週は、難敵だった中京大学に
会心の勝利を果たしたグランパス。
事前にはかなりの不利を私は予想したが、
本当によく勝ってくれたものだと思う。
今日は単独優勝を賭けた名城大学との試合が
港サッカー場で行われる。
先週の中京対名城戦は中京が勝利したので、
今日名城に勝てば、
グランパスは最終戦の
岐阜大学戦を待たずして優勝が決まる。
仮に岐阜に負けても、同率優勝で、
全国大会出場が決まるのである。
とにかく今日の名城戦に勝てばよいのだ。
名城は例年のような力強さがないように私は思うので、
今日は十分勝てる可能性はあるとは思うが、
勝敗の行方は全く予断を許さない。
グランパスのキックで試合開始。
名城は自陣28ヤードからの攻撃開始となったが、
簡単にパントとなる。続くグランパスの攻撃も
自陣30ヤードからの攻撃だったが、
フレッシュを奪えずパントとなった。
その後も両者パントが続いた後、
名城は自陣45ヤードからの攻撃で、
リバースプレー時、
名城選手はボールをファンブルし、
これをグランパス選手が抑えて、
攻守交替となる。
これはビッグプレーだ。
このようなミスが致命的になることも多々あるものだ。
第2Q開始。
グランパスの攻撃はあっさり終わって、
名城は自陣30ヤードからの攻撃。
ランプレーを中心にじりじり進んで、
ゴールまで10ヤード地点まで進む。
名城はゴールまで2ヤード、
4thダウンインチからギャンブルにでたが、
ここはグランパス強力守備陣が抑えて
攻守交替となった!よく止めたものだ。
グランパスはまたもや攻撃があっさり終わって、
名城は中央より攻撃開始。
名城はランプレーでゴール直前まで進むも、
TD(タッチダウン)は奪えず、
FG(フィールドゴール)の3点を先制する。
0-3で前半終了。
予想通りの接戦となっている。
グランパス守備陣は大変強力だが、
攻撃がなかなか機能していない。
まだ敵陣内まで進むことができていないのだ。
後半は攻撃陣の奮起を期待したい。
後半開始。
グランパスは自陣32ヤードより
攻撃開始となったが、QB#13金君から
投げられたロングパスは名城DBに
インターセプトされ攻守交替となってしまった。
しかし次に、名城のロングパスを
CB#32久保田君がインターセプトし、
インターセプトのお返しとなった。
グランパスは自陣23ヤードからの
攻撃だったが、ホールディングの反則を犯して、
大きく後退してパントとなってしまう。
名城のプレッシャーが強く、
上手くパントが蹴れずに、
名城はゴールまで21ヤードからの攻撃となった。
これはピンチだ。
なんだか、1本でもTDを奪われると、
今日のグランパスの攻撃力からすると、
勝てない気がする。
だが、ここはLB#58番君の
激しいタックルで名城ランナーは
ボールをファンブルし、攻守交替となる!
やったぞ。
LB#58番
グランパスは自陣15ヤードからの攻撃で、
RB#29鈴木君が一気に30ヤード走る!
しかし、次にまたもや
パスインターセプトされ、
攻守交替となってしまった…。
名城は自陣40ヤードからの
攻撃だったが、DL#91平野君の
ナイスタックルがありパントとさせる。
グランパスは自陣19ヤードからの
反撃だったが、
またもやパスをインターセプトされてしまい、
攻守交替となってしまった…。
名城の攻撃を簡単に抑えて、
グランパスは自陣19ヤードからの攻撃。
QB#13金君よりRB#29鈴木君へ
ショベルパスが決まって13ヤード進んだ後、
鈴木君は15ヤード走る。続いて、
WR#85清水(紀)君はWR#17長谷川君の
ナイスブロックもあり、
20ヤード走った。
WR#85清水(紀)
0-3と僅差でリードされて、
第4Qに突入。
グランパスはK#4山田(直)君が
38ヤードのFGを見事に決めて、
3-3の同点となる。
手に汗を握る展開だが、
このまま同点引き分けであれば、
最終戦の岐阜大に勝てば
優勝→全国大会出場となるので、
このまま試合終了を願うばかりだ。
名城は自陣33ヤードからの攻撃で、
ランとパスを交えて、敵陣奥深くまで進んで、
33ヤードのFGを狙いに来た。
ここで3点を取られると、
敗戦の可能性が高くなるが、
名城KはFGを外して、同点のままだ。
これは大ラッキーだ。
これで同点引き分けの結果が見えてきた。
引き分けで終わって欲しい、
お願いしますと私は祈る。
K#4山田(直)
グランパスは自陣20ヤードからの攻撃だが、
残り時間は2分少々なので、
ここはランプレーを続けて少しでも進んで、
ダメなら、パントすれば名城は
多分自陣からの攻撃となるので、
何とかグランパス強力守備陣は
抑えてくれるだろうと思う。
しかし、グランパスはパスプレーを選択し、
QB#13金君から投げられたパスは、
またもや、またもや、
インターセプトされてしまった…。
言葉もない。
名城は、敵陣35ヤードからの攻撃となるが、
確実なFGを決めるには
あと15ヤードは必要だと思われる。
ここは何とか抑えてほしいと思う間もなく、
名城RBに28ヤードも走られてしまい、
ゴール直前まで進まれてしまった。
私は諦めた…。
名城は20ヤードのFGを決めて3-6となり、
その後のグランパスの攻撃は進まず。
試合終了となった。
この虚無感は何だろう。
3-6という僅差…。
単独優勝まで、
3点足りなかった。
今日の試合は、
グランパス守備陣はとてもよく頑張ったと思うが、
いかんせん、攻撃が機能しなかった。
それは致し方ないこともあるので、
とても悲しいが、
私はこらえなければならない。
これで単独優勝の望みはなくなったが、
次週の岐阜大戦に勝てば同率優勝となるので、
選手スタッフ諸君は気持ちを取りなおして、
ぜひ勝利してほしい。
(これは観戦記ですので、データ・プレー他に間違いが
あった場合はご容赦くださいませ)