観戦記

後援会会長・門池啓史さんの観戦記を掲載します。

観戦記 信州大学戦 令和元年9月1日 
at中京大学豊田キャンパスラグビー場



GRAMPUS後援会会長
門池啓史さん

いよいよ秋のレギュラーシーズンが、
今日から始まる。
東海一部リーグの優勝争いは
どのような展開になるか、
私なりに予想してみると、
やはり、まずは名城大学が
優勝候補の筆頭に挙げられるのは
周知の事実だ。
次に中京大学はQBを中心に
高い得点能力があり、
当然ながら優勝に絡んでくることは
間違いないだろう。
不気味なのは、二部から昇格してきた
岐阜大学である。
選手の数は東海一であり、
潜在能力は高いと私は見ている。
この三校に我らが
名大グランパスを入れた四校から
優勝校がでてくることは
誰もが予想することだと思われる。
グランパスは昨年までの
圧倒的な攻撃力はないかもしれないが、
強力な守備を中心に
どの程度活躍できるか
誠に興味深い。

本日は一部に昇格してきた
信州大学との開幕試合が
中京大学グランドで開催される。
グランパスにとって、
信大は比較的楽な相手と
予想されるので、
今日は早めに多くの得点を取って、
下級生の活躍を見たいものだ。

残暑厳しき折り、
信大のキックで試合は始まった。
高く蹴られたボールを
RET#2安藤君は
自陣深くでキャッチすると、
まっすぐ走る。
「うん?」
なんと、RET#2安藤君の前は
エンドゾーンまで誰もいない。
RET#2安藤君は全速で走ると、
そこには誰も入れないような道が
あるかの如くだ。
RET#2安藤君はあっという間に
エンドゾーンに駆け込んだ!
TD(タッチダウン)!
試合開始たったの14秒でのTDだった。
リターナーが右往左往しながらの
キックオフTDはよくみるが、
このような一直線に走ってのケースは
珍しいのではないか。
PAT(ポイントアフタータッチダウン)も
決まって、7-0とリードする。
誠に幸先がよい。
今日は何となく大差の試合に
なりそうな予感がする。

RET#2安藤

信大は自陣18ヤードからの
攻撃開始となった。
信大は4thダウンギャンブルを
成功させ、進む。
DB#32久保田君の
ナイスタックルがあったが、
信大はスクリーンパスを決めて、
フレッシュを続ける。
ここで信大のパスを
DB#2安藤君がパスインターセプトし、
攻守交代となる!
今日のDB#2安藤君は絶好調のようだ。

DB#2安藤

グランパスは
自陣25ヤードからの攻撃だったが、
あっさりパントとなってしまった。
その後互いに決め手に欠けて
パントを繰り返す。

第2Q。
その後DB#3田中君やLB#58番君の
パスインターセプトはあったが、
グランパスは攻撃が続かず、
パントを繰り返して、
前半終了となった。

DB#3田中

当初、グランパスの圧勝かと思われたが、
どうもグランパスの攻撃が
上手く機能していないのか、
苦戦している。
とにかく、
あと2、3本TDを取ってもらって、
楽に観戦したいものだ。

後半開始。
信大は自陣20ヤードからの攻撃を、
パスとランを交えて、
じりじり進んで、
最後は17ヤードの
FG(フィールドゴール)を決めて、
7-3となった。
これは、何だか話が違ってきている。
雰囲気的には、
信大に逆転されることも
十分有りうるのだ。
 
その後もグランパス攻撃は続かず、
信大も決め手に欠けてパントを繰り返す。

7-3と僅差で第4Qに入る。
接戦で勝敗はどうなるかわからない。
全く当初の予想とは違っている。
LB#5中村君の
ナイスタックルがあったが、
信大は攻撃を続ける。
しかし、グランパス守備陣は何とか、
信大の攻撃を止めて、
グランパスは中央からの攻撃となる。

LB#5中村

RB#29鈴木君が6ヤードと
10ヤードランを決める。
4thダウン5ヤードとなったが、
RB#29鈴木君は6ヤード走って
ギャンブル成功。
RB#21川野君が6ヤード走って
ゴールまで1ヤードと迫って、
最後はRB#29鈴木君が
中央をジャンプしてTD!
14-3とリードする。

RB#29鈴木

私はほっと一息。
あとは、グランパス守備陣が
信大の攻撃を抑えてくれると思う。
というのも信大は
TD1本では追いつかなくて、
残り時間を考えれば
パスを多投してくるに決まっているので、
比較的楽に守備はできると思う。
信大は自陣28ヤードからの攻撃だったが、
LB#58番君が信大のパスを
再度インターセプトし攻守交代!
予想された展開だ。

LB#58番

グランパスは敵陣27ヤードからの攻撃で、
K#1長嶋君のFGが決まって17-3とリードを広げる。
これで、勝敗は何となく決まったような気がする。

K#1長嶋

信大はもうパスプレーしかやってこないので、
グランパスはもっと守りやすい。
予定通り、次の信大のパスを
DB#31大橋君がインターセプトし、
ほぼ勝敗は決した。
最後にもう一本TDを追加し、23-3で試合終了した。

DB#31大橋

しかし、試合前の予想は裏切られて、
第4Q途中までは勝敗はどうなるか予断を許さなかった。
最後は何とかグランパスは実力をだしてくれたが、
今後の試合展開にやや不安感を抱かせる印象を受けた。

(これは観戦記ですので、データ・プレー他に間違いが
あった場合はご容赦くださいませ)

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