観戦記

後援会会長・門池啓史さんの観戦記を掲載します。

観戦記 名城大学戦 令和4年10月2日 
at一宮市光明寺公園球技場



GRAMPUS後援会会長
門池啓史さん

初戦は落としたが、
前週の南山大学戦には大勝したグランパス。
今日はいよいよ強敵名城大学との一戦が
一宮公園競技場で開催される。
私は1999年よりグランパスを応援しているが、
この23年間名城に勝ったことは
たったの2回だけだ。
ここ20年前後の東海リーグを俯瞰すると、
やはり名城が頭一つ抜けている印象を受ける。
一般の方が冷静に見れば、
今日も名城の有利は間違いないと思われるだろう。
しかし、前週の名城対名工大の試合を見る限り、
名城のご関係者には失礼だが、
今年の名城は圧倒的な力はないように思う。
とりわけ、攻守のライン陣に
いつもの力強さを私は感じなかった。
とはいえ、そこは「名城」であるので、
簡単に勝てる相手ではないことは
間違いないことだろう。

あれやこれや考えながら、
両脇に座っていらっしゃるOBの方々とも
試合の予想を話していたら、
グランパスのキックで試合は始まった。
名城は中央付近までリターンしたが、
DL#95丸王君のナイスタックルがあり、
パントとなる。
グランパスは自陣25ヤードからの攻撃開始だ。
攻撃の大黒柱QB#8渡邉君から
エースRB#6清水君へ9ヤードパス成功。
直後、TE#90眞下君へロングパスが成功し、
一気にゴール直前まで進む!
最後はRB#6清水君が右オープンを走ってTD!
TFP(トライフォーポイント)も決まり、
まずは7-0とリードする。
強敵相手に幸先よいスタートだ。

RB#6清水

次のキックで、グランパスはまさか?の
オンサイド(短いキック)を蹴ってきた。
これを、WR#11橋爪君がキャッチして、
グランパスは敵陣40ヤード付近からの攻撃と
チャンスだ。
このオンサイドキックで、
私は今日のグランパスの意気込みを感じた。

K#1長嶋

TE#90眞下君へのパス等があり、
最後は一年生RB#17塚本君が
19ヤード走ってTD!
14-0とリードする。
名城相手に第1Qで14点差とは
ちょっと予想できなかった。
その後両者決め手に欠けて第1Q終了。

RB#17塚本

第2Q開始。
グランパスは自陣20ヤードからの
攻撃開始となる。
RB#17塚本君がナイスランを続け、
WR#12佐藤君への25ヤードパスも決まって
ゴール直前まで迫る。
TDは取れなかったが、
K#1長嶋君が27ヤードのFG(フィールドゴール)を
軽く決めて、
17-0と差は広がった。

WR#12佐藤

何だか良い意味で話が違って来ている(笑)。
続く名城の攻撃は、
DL#70松永君のナイスタックル等があり、
パントとさせるも、
グランパスの攻撃も短く終わってパントとなる。
しかしこのパントはあまり陣地を稼げず、
名城は敵陣25ヤードからの攻撃となり、
TDパスを決められ17-7で前半終了となった。
前半を見れば、
名城は攻守共に例年の力強さを感じられない。
取り分け、攻守ライン戦ではグランパスが主導権を握っており、
安心して見ていられる。
後半もグランパス有利で試合は進んで行くだろうと思われ、
OBの方々も同様の感想を持たれているようだ。

後半開始。
名城のキックを
リターナー#22高尾君が70ヤード前後走って、
一気にゴールに近づく!
最後はRB#6清水君がダイブしてTD!
24-7となる。
今日の名城を見ていると、
これでほぼグランパスの勝利は
決まったかのように思われるが、
そんなに甘くはないのか?と私は自問自答する。

DB#22高尾

名城は次のシリーズでQBがボールをファンブルし、
これをDL#95丸王君がカバーして攻守交代となる。
グランパスはじりじり進んで、
最後はTD#90眞下君へのTDパスが決まって、
31-7となった。

TE#90眞下

40点差が開くと、
コールドゲームとなり試合は終了するが、
ひょっとしてあり得るのか?と思わせるくらいだ。
しかし名城はグランパスのキックを中央まで返して、
ロングパスで大きく進んで、TDパスを通して、
31-14となる。
まあ、コールドゲームはないよね、と私は自分を戒めた。

第4Q開始。
グランパスは中央付近4thダウンから
ギャンブルを試みるも、
ボールを名城に奪われそのまま走られ
TDを奪われてしまった。
31-21。
しかし、次に名城のキックを
リターナー#10河﨑君が60ヤード以上返して、
WR#7山碕君へのTDパスが決まり
38-21となって勝負あり。
試合終了間際に名城に一本TDを取られるが、
38-29とグランパスの勝利で試合終了となった。

WR#7山碕

今日はミスはあったが、
グランパスの良いプレーが
目立った試合だったと思われた。
とりわけ、攻守のライン陣がとても機能していて、
得点差以上に安心して見ていられた。
下級生のDL陣の活躍も目立った。
また、QBはとても安定したコントロールで
パスを投げていて素晴らしく、
有能なランニングバックが2人いるのも、
大変心強いものだ。
そして、今日は5本のTFPとFGを全て決めたキッカーも
安定していて、
安心できる。
よって今日は始めから負ける気がしなかったのだ。
こんなことは名城戦としては極めて希なことだ。

さあ、これで次週の中京大学戦に勝てば、
かなり「優勝」の可能性が高くなる。
今日の調子であれば、
中京にも勝てるチャンスは大きいのではないかと、
期待せざるを得ない。
優勝目指して頑張れ!グランパス。

※これは個人の観戦記ですので、
 プレー・スタッツ等の間違いはご容赦下さい

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