観戦記
後援会会長・門池啓史さんの観戦記を掲載します。
観戦記 愛知学院大学戦 平成19年9月22日 at四日市ドーム
GRAMPUS後援会会長
門池啓史さん
本日は秋のシーズン開幕二戦目、愛知学院大学との試合が四日市ドームで開催される。
開幕戦、強豪中京大学に勝利したグランパスは、たいへんよいスタートを切ることができた。
愛学にはここ数年すべて圧勝しており、今日も勝ってくれるだろうと思う。
しかし、愛学はラインに大型選手を揃えており不気味ではある。
グランパスのキックで試合開始。
あまりよいキックではなかったため、愛学は自陣37ヤードからの攻撃開始となる。
愛学は強力なグランパス・ディフェンスに阻まれ、少しロスをする。
3rdダウンもSF#11成田君の強烈なタックルにより、1ヤードもゲインできない。
「さすがだね」と思っていたら、黄色のフラッグが見えた。
グランパスのフェイスマスクの反則で15ヤード罰退だ。
自動的に愛学が1stダウンを得た。
こういう反則は本当にもったいない。
みすみす相手に1stダウンをやってしまった。
しかし、その後DL#56加藤君のQBサックが見事に決まり、愛学をパントとさせた。
グランパスは自陣15ヤードからの攻撃開始だ。
WR#8中村君、WR#12佐藤君へのパスが連続して決まったり、
RB#35奥村君のナイスランで連続して1stダウンをとったりしたが、最後まで攻めきれずにパントとなってしまった。
愛学は次の攻撃も自陣10ヤードから全くゲインできずに、4thダウンパントとなる。
しかしこのパントが愛学の選手に当たり?このボールをグランパスの選手が拾って走る。
が、愛学のタックルでボールをファンブルして、これを愛学がリカバーする。
??なんだか、ややこしくてよく分からない。
しかし審判は愛学のターンオーバーを示している。
審判からの説明はあったが、よく理解できない。
いずれにせよ、グランパスは敵陣深く入った場所からの絶好のチャンスを逃してしまった。
「残念…」
第2Qへ入る。
愛学はジリジリと攻め、グランパス陣30ヤードまできた。
ここで、グランパスのパーソナルファールが発生し15ヤード進み、エンドゾーンまで15ヤードとなった。
グランパスはピンチだ。
タッチダウン(TD)は取られなくても、この位置ならば楽勝でフィールドゴールは決められる。
数プレー後、エンドゾーン寸前で、愛学のRBは痛恨のボールファンブルをし、
これをグランパスがリカバーする。
全くラッキーだ。
愛学は絶好の先制TDのチャンスをみすみす逃してしまった。
両チームとも決め手がなく、互いに一進一退、0-0で前半終了する。
名大ライン 左:#59竹中 右:#71安達
正直言って、私は前半でグランパスは少なくとも2本のTDは取るだろうと予想していた。
しかし現実は0-0の同点だ。
意外な展開に観客席からも、ため息が多く聞こえる。
しかし、なぜか負ける気は全くしない。
多分、後半はグランパスがTDを重ねてくれるだろうと思う。
前半、つまらない反則が多く、チャンスをものにできなかっただけだと思うからだ。
それ位現在のグランパスはチーム力が安定していて、安心して見ていられる。
ふと気づくと今日はグランパス選手のご家族、ご友人がたくさん来ていらっしゃる。
50人近くの応援だ。
やはり先回、強豪の中京大学に勝ったので、たくさんいらしているのだろうか。
嬉しい限りだ。
後半開始。
開始早々のグランパスのオフェンスは中央付近4thダウン、インチとなった。
私は「これはギャンブルで、RBのダイブプレーに違いない」と確信していた。
案の定、ギャンブルだ。
しかし、ダイブプレーではなく、QB#9吉田君のキープにより1stダウンを挙げた。
私は見事にだまされた。
グランパスの攻撃は続き、最後は15ヤードパスがWR佐藤君へ決まりTDを奪う。
ポイント・アフター・タッチダウンは外してしまったが、
6-0とグランパスがリードする。
まずは「ほっと一息」。
2分過ぎ、愛学は自陣1ヤードからパントとなり、
グランパスは愛学陣20ヤードからのオフェンスとなった。
絶好のチャンスが来た!
これを逃さず、最後はまたもやWR佐藤君への12ヤードTDパスが決まる。
PATは外すも12-0とグランパスがリード。
Kicker #17溝口
ようやく本来のペースになりかかってきたようだ。
次のシリーズ、愛学の自陣30ヤード付近からの攻撃で、LB#27ディフェンスの大黒柱、
小林君のハードタックルで愛学RBはボールをファンブル。
これを小林君がもって走り、あわやTDか!
とも思われたが、
エンドゾーンまで10ヤードとなって、またしてもTDのチャンスが来た。
ここで第4Qに突入。
このチャンスを逃さず、
グランパスはWR中村君へのショートパスを決めてTDを奪う。
パス成功~TD #8中村と#9吉田
今度はPATも決め、19-0となった。
ほぼこれで勝負はあったと思われる。
グランパスは7分過ぎにも佐藤君へのショートパスでTDを取り、
26-0で試合終了となった。
後半はやはり地力の差がでて、
グランパスのほ後半はやはり地力の差がでて、
グランパスのほぼ一方的な試合となった。
今日の試合は、何とも評価が難しかったのではないだろうか。
前半は愛学の大型ライン陣の活躍もあったが、
重要な場面での反則でチャンスを逃すことが多かった。
ただ今日はパスの成功率がかなり高く、
パスで多くゲインしたことは収穫であったと思う。
次戦は、強豪南山大学が相手である。
しかし正直言って、今のグランパスの力なら勝てると私は思う。
全勝で難敵名城大学戦へと行きたいところである。
9月下旬だというのに、まだ残暑厳しい四日市を私は後にした。
応援団のみなさん、いつもありがとうございます。