観戦記
後援会会長・門池啓史さんの観戦記を掲載します。
観戦記 静岡大学戦 平成21年4月26日 at名大グランド
GRAMPUS後援会会長
門池啓史さん
本日は名古屋大学グランドで今年の初試合、静岡大学戦が開催される。
名大グランパスは新チームになったが、
どういうチームになっているか大変興味深いところだ。
新チームでのハドル
昨秋はエースQBが負傷欠場していたため、
思うような試合ができなかった。
逆に、チームのピンチ時に急遽QBとして試合出場した#9友枝君、
三年生がそれなりの経験をしたため、よかったのではないかと思っている。
ライン陣もそれほど抜けていないので心強い。
私の予想では、チーム力は昨年と同等か
それ以上ではないかと思うがどうであろうか。
三回生QB#9友枝
本日の対戦相手の静岡大は東海リーグ二部所属で、昨秋は2勝2敗だった。
普通に予想すれば、
今日はグランパスの圧勝になることは間違いないと思われる。
興味はグランパスが何点取るかである。
ましてや静岡大の選手を見ると20人位しかいないため、
攻守両面で出場する選手が多く、苦戦するだろうと思われる。
4月も下旬だというのに今日は肌寒く、
最高気温も17℃と予想されている。
人工芝の緑が鮮やかなグランドで、
静岡大のキックオフにより試合は始まった。
リターナーに入っている#1伊藤君がボールをキャッチする。
するするっと集団の中を抜ける。
あれ、あれっと思うと伊藤君の独走となっている。
簡単にエンドゾーンに入りタッチダウン(TD)を取ってしまった。
ポイントアフタータッチダウン(PAT)は外して6-0となる。
二回生キッカー#19七田 三回生ホルダー#1伊藤
余りにも早いTDに、私は拍子抜けしてしまった。
次のシリーズ、静岡大QBが投げたパスを
グランパスDBが簡単にインターセプト。
数プレー後、#23坂田君がゴールラインを超えTD。
PATは成功し、13-0となった。
キックオフ後、静岡大は自陣35ヤードより攻撃開始となるが、
QBからRBへのピッチプレーでRBがボールをファンブルし、
これをグランパスが押さえてターンオーバー(攻守交替)となる。
グランパスはゴール直前の絶好の位置から攻撃となり、
最後は#24西垣君がダイブしTDをあげる。
19-0。
私は「もうこれで、勝負は決まりだよね…。」と思う。
静岡大は次のプレーも1stダウンが取れず、パントを試みるが、
これをグランパス#15岡君がブロック!
ボールを持ち、そのままゴールに走りこみTDとなってしまった。
当試合で3TDを獲得した二回生RB#23坂田
25-0。
第1Qではやくも25点を奪ってしまったので、
単純に計算すれば、今日は100点取れることになる。
やはり、興味はグランパスが何点取るかである。
グランパスと静岡大との一番大きな差は攻守ラインの力の差だと思う。
何せアメリカンフットボールはまずラインがしっかりしないとだめである。
静岡大のランプレーは、
強力なグランパスDL陣によって完璧に抑えられている。
ゲインするどころか、ほとんどロスしている。
ということは、静岡大はパスしかできないことになってしまう。
プレーが単純化していまうので、パスプレーもなかなか通らないことになる。
第2Qになると、早くもグランパスはいろいろな選手をだしてきている。
1分過ぎ、QBから#22安田君にぴたっとロングパスが決まって
TDをとる。
第2Qはこの1本だけで、前半終了となった。
32-0。
曇っていた空から太陽がのぞき始め、
グランドには暖かい陽光が降り注いできた。
キックオフ。
青空をボールが高く飛んで、後半開始となった。
後半になってもグランパスの攻撃時間が長く、
静岡大の攻撃はあっという間におわってしまう。
6分と8分過ぎにRB#23坂田君のランにより2本TDを追加する。
第4Qに入り、#10桑原君がパントリターンとファンブルリカバーで
たて続けに2本TDを取った。
彼は本来DBの選手なので、
二本もTDをあげてさぞ嬉しかったことでしょう。
まず静岡大は一点も取れないなと思っていたが、試合終了近く、
自陣からのリバースプレーが見事にきまって
60ヤード以上走TDを取った。
グランパスの完封とはならなかったが、65-6の大差で試合終了となった。
100点は取れなかったが、
まあ、グランパス新チームの出足としては良い内容の試合だったと思った。
春のシーズンで毎年試合をしていた関西リーグ一部の強豪校、
甲南大学との試合が会場の都合でキャンセルとなってしまったのは痛いが、
春は全試合勝利してほしいものだ。
ご声援ありがとうございました!!
次試合VS日本福祉大学戦もよろしくお願いいたします。