観戦記
後援会会長・門池啓史さんの観戦記を掲載します。
観戦記 日本福祉大学戦 平成21年5月3日 at名大グランド
GRAMPUS後援会会長
門池啓史さん
本日は、春の開幕第二戦が名大グランドで行なわれる。
新入生にいいところを見せようと気合が入る選手たち
今日の相手は二部リーグ所属の日本福祉大学だ。
日福大は、昨秋1勝3敗だった。
先週、同じく二部所属の静岡大学(昨秋は2勝2敗の)には
65-7と圧勝したグランパスだったので、
今日はそれ以上の得点差が期待される。
日福大には失礼だが、試合をやる前から勝敗は決まっているようなものだ。
ましてや、春はオープン戦の意味合いが強いので私は気合が入ってこない。
私は父母会の方々にも「今日は80点差ですかね…」などと笑って話した。
スポーツは実力拮抗の接戦がやはり面白い。
暑くもなく寒くもない絶好の気候の中、
グランパスのキックオフで試合は始まった。
#19七田のキックにより試合開始
日福大の最初のオフェンスは、グランパスディフェンスに圧倒され、パント。
グランパスは中央付近よりオフェンスとなる。
ランプレーを中心にじりじりと日福大陣内に攻め込み、
QB#9友枝君より、WR#1伊藤君へ15ヤードのタッチダウン(TD)パスが決まった!
と思ったが、ボールは手からこぼれ攻守交替となってしまった。
しかし日福大の攻撃を難なく抑えたグランパスは、
日福大陣35ヤードからの絶好の位置からオフェンスとなる。
最後はRB#23坂田君がエンドゾーンに走りこみTD!
ポイントアフタータッチダウン(PAT)も決まり7-0となった。
「さあ、さあ、どんどんTDを取るぞ!!」と私は内心叫ぶ。
しかし思ったように攻撃は続かず、第1Qは終了となった。
第2Qに入ってすぐ、
グランパスは中央からのパスを日福大にインターセプトされる。
そして日福大はパスを続けて成功させ、グランパス陣内深く入り込む。
4thダウン、ゴールまで10ヤード付近と迫る。
ここは手堅く日福大はフィールドゴールを狙い、成功させ7-3となる。
第2Q終わり近く、
日福大は自陣30ヤード付近からのRBオープンプレーで、
グランパスのライン、LB、DB陣を簡単にかわし、
RBは独走となる。前には誰もいない。
「ええっ??」と思う間もなく日福大はTDをあげる。
70ヤード近い独走だ。7-10と逆転されてしまった。
前半終了。
しかし、前半終了時でグランパスが負けているのが不思議でたまらない。
私はまさか逆転されるとは思ってもいなかった。
先週の静岡大学のようにTDの連続を予想していたが、
オフェンスはなかなか上手く機能していない。
その原因は、日福大のライン陣が予想以上に強力であることではないだろうか。
グランパスのラインの方が圧倒的に強いと思っていただけに、
ちょっと現実が信じられない。
なんとも不思議に思っている間に後半開始となる。
リターナー 4回生#15岡
後半に入ってもグランパスのランオフェンスは日福大のラインに押され、
なかなかゲインできていない。
パスはどうかといえば、今日は全くといってよいほど通っていない。
QBとWRとの息があっていないように思える。
しかし、グランパス自陣25ヤードからのオフェンスで、
じりじりと日福大陣内に深く入り込み、
最後はRB#24西垣君が2ヤードを走りこみ、何とかTDを奪う。
PATも決め14-10。やっと勝ち越せた。
「ふー」と私はため息。
14-10の接戦で第4Qに突入する。
グランパス自陣10ヤードから、
WR#22安田君へロングパスが決まり、日福大陣内に入る。
続けて安田君へ30ヤードパスがぴたっと決まりTD!
PATは外したが、20-10となった。
ようやくパスも決まり始めてきた。
ロングパスキャッチでTD!!
キックオフ後、日福大は自陣35ヤードからのオフェンスで、
QBからのパスをDB#7榊原君がインターセプト!
ターンオーバーだ。
そして、中央付近からまたしてもWR安田君にロングパスが決まりTD。
PATも決まり27-10となった。これで勝負は決まった。
その後グランパスはチャンスがあったがTDを奪えず、試合終了となった。
27-10。
大差を予想していた自分がなんともみじめになってきた。
しかし、油断は禁物である。
まさか今日の試合がこんな展開になるとは思っても見なかった。
不思議なのは、日福大のラインの強さである。
昨年二部で1勝3敗のチームとはとても思えない。
一体どういうことなのか私にはさっぱりわからない。
春のシーズンは残り4試合あるが、もう楽勝が望める相手とは対戦しない。
何とか建て直してよい試合を見たいところだ。
日福大の皆さん、チーム力を甘くて見ていてスミマセン、失礼しました。
ご声援ありがとうございました!!
次試合VS愛知学院大学戦もよろしくお願いいたします。