観戦記
後援会会長・門池啓史さんの観戦記を掲載します。
観戦記 中京大学戦 平成21年9月21日 at名古屋市港サッカー場
GRAMPUS後援会会長
門池啓史さん
本日は名古屋港サッカー場で、グランパスの二戦目が行なわれる。
今日の相手は強豪中京大学だ。
開幕第一戦、愛知学院大学に惜敗してしまったグランパスは、
優勝するためにはもう負けられない。
しかし、愛学戦を見る限り戦力は劣っていなかったと思う。
つまらないミスによって、足元をすくわれてしまったとしかいいようのない試合だった。
試合前練習の様子
本日の相手、中京大学をいろいろ調べてみると
よくわからない部分もあるが、
現在のグランパスの力からすれば決して勝てないことはないはずだ。
何とか、勝利して優勝へ向かってほしいものだ。
今日もグランパス応援席には、たくさんの方がお越しになっている。
応援の数では完全に中京を圧倒している。
本当にこれだけ多くの応援があれば選手・スタッフもやる気がでることだろう。
薄日の射す中、熱くも寒くもなくよいコンディションの下、
中京のキックで試合は始まった。
最初のグランパスの攻撃は、ラン、パス共失敗で早々とパントとなってしまう。
中京VS名大
中京は中央付近から攻撃開始となった。
RBが簡単にオフタックルをつきフレッシュ(1stダウン)。
そして10ヤードパスが簡単に通ってまたしてもフレッシュ。
簡単にゲインさせてしまっているので、
ここはディフェンスには頑張って欲しい、と思っていたら、
QBからRBへのピッチがぴたっと決まり、
30ヤード走られてタッチダウン(TD)を取られてしまった。
余りにも簡単にTDを奪われたので、こちらの応援席は静まり返っている。
相手が強豪だけに私も声がでない。
しかし、ポイントアフタータッチダウン(PAT)は外して、0-6。
中京のキックを、リターナーが中央まで返す。
次のシリーズはパスもランも通らなかったが、
3rdダウンで中京のレイトヒットの反則により15ヤード進んで自動的にフレッシュとなる。
これはラッキーだ。
RB#10桑原君のよいランがあり、中京陣20ヤードまで進んだ。
これは絶対TDを取って欲しい。
しかし4thダウンからのパスがぎりぎり通らず、
攻守交替となってしまった。
せっかくのチャンスだっただけに惜しいが、まあ仕方がない。
#10RB桑原のランプレー
第2Qに入る。
中京は中央より40ヤードのパスを簡単に決め、
直後TDパスも決め、あっという間にTDを取られてしまった。
強豪相手に、2本もTDを先取されてしまった。
全く展開が悪い。
0-12。
「何とかしてくれ、グランパス!」
何としてでも、1本TDをとらないと試合は決まってしまう。
3本差になってしまうとちょっと絶望的だからだ。
グランパスは中央付近からじりじりと進み、
QB#9友枝君がパスと見せかけRB#10桑原君にボールを渡す。
うまくカットバックをしてタックルをかわし、
25ヤード走ってTDを奪う!
ものの見事なドロープレー(パスと見せかけランをするプレー)だった。
しかしPATを外して6-13。
しかし、これで1本差だから私はほっとする。
#10RB桑原のランからそのままTD!!
その後互いにパントの後、グランパスは自陣20ヤード付近から
4thダウンパントとなったが、スナップが悪くパンターはボールをファンブル!
押し寄せてきた中京の選手にグランパスのエンドゾーン内でリカバーされ、
な、なんとTD!
「え、え、?どうなってんの?」
「せ、せっかく1本差まで詰めたのに…」
6-19とまた2本差に広がってしまった。
ここで前半終了。
中京に押され、後手後手に回ってしまった前半だったので
後半はぜひ盛り返して欲しい。
後半開始。
#31DB若山のタックル
第3Qは互いに決め手に欠け、一進一退のうちに終わる。
ランはそこそこ通っている印象を受けるが、相変わらずパスがなかなか通らない。
もっともショートパスはほとんどなく、
ミドルからロングパスが多いのでまあそれも仕方ないかと思う。
ランでヤードを稼ぎ、長いパスで一気に攻め立てるチームの方針なのだろうか。
しかし、中京は10ヤード前後のパスをびしびし決めてくるので、
何とかならないのかとも思う。
第4Q突入。
中京は自陣40ヤードからの攻撃だが、LB#43上田君のナイスタックルがあった直後、
中京のパスをS#31若山君が鋭くインターセプト!
走って、走って中京陣奥深く入り込む。
やった!と思ったらグランパスの不正なブロックの反則があり、
インターセプトしたあたりからの攻守交替となる。
ややがっくり。
#43LB上田のタックル
その後グランパスは攻撃の決め手に欠ける。
とりわけ、何本もパスを試みるがほとんど通らない。
何か意地のようなものを感じるが、
やはりグランパスオフェンスのレベルアップのためにはこのパスを通してこそ意味があるのだろう。
他の手段を選ばないのは、
多分コーチ陣がグランパスの真の成長を目指していることが推測されるが、
どうだろうか…。
などと、考えていたら、中京は決定的なフィールドゴールを決めて、
6-22となってしまった。
これでギブアップだ。
6-22で敗戦となった。
今日の試合、本音を言えば何ともストレスが溜まった試合内容だった。
とにかく強豪相手に2本もTDを先取されたのでは、
とても太刀打ちできない。
2本差を追いかける展開では勝利することは難しい。
これで開幕2連敗となってしまったが、
とにかく選手・スタッフは気落ちしないことが重要だ。
ずるずると行ってしまってはいけない。
もう一度気分を新たにして、残り試合を全勝でいってほしい。
次戦の相手は、東海リーグ最強の名城大学である。
4年前、会心の内容で勝利した試合の時のように、頑張って欲しい!
多くの人たちは応援していますよ!
観戦ありがとうございました!!
次回名城戦も応援よろしくお願い致します!!