OBインタビュー

34代上田雄太さんがインタビューにお答え下さいました。紹介いたします。

OBインタビュー  四日市大学戦 平成25年4月27日 at名古屋市港サッカー場



34代 LB 上田雄太さん

4月27日(土)快晴
2013年GRAMPUSの初戦と会社のGW大型連休が重なったので、
岡山から名古屋まで観戦に来ました。

グランパスも創部40周年ほどを迎え、今年の新入部員で40代になるそうです。
そして今の4年生は私が4年のころに入部してきた1年生です。
私がこのOBインタビューを書くようになったのももう3年目。

そんなこんなを考え、時の経つ早さと
名古屋大アメフト部の歴史と伝統を改めて感じながら会場に辿り着いた。

試合会場には既に同期のほか、
OBとなった後輩達、そして諸先輩の方々と懐かしい顔ぶれでいっぱい。
試合観戦はもちろんのこと、学生時代に苦楽を共にした仲間たちとの再会も
試合会場に足を運んだ時の楽しみである。

スタンドには新入生(新入部員候補生)も沢山いる。(聞いたところによると100人近く!?)

スタンドに沢山の新入生

今日は新歓試合です。

今年も大勢の観客達にアメフトのカッコよさを沢山見せて、とにかく楽しませて下さい!
そう考えているうちにに四日市大学のキックオフにより試合開始です。

■1Q

<序盤>
#6石川が快足を飛ばして自陣40yds付近まで中央突破!
今年も石川の快足と勝負強さを沢山みせてほしいところです。

グランパスのOFFから始まります。
QBは#16杉本。
身体能力の高さに定評のあるQBです。
第1プレー目からいきなりのロングパス!
しかし四日市DBに完全にカバーされている所に放り込んで
危うくインターセプトされるところでした。

その後もセットバックとショットガンから交互にランパスを繰り出しますがフレッシュには至らず。
その後のパントは上手いこと敵陣10yds付近で抑えます。
フィールドポジションは良い。

そして次のグランパスDEFに移ります。
今年のDEFはDBのスタメンが総入れ替えといってよいほど入れ替わり、注目したいところです。

1フレッシュを許しますが、次のシリーズを難なく止めて、自陣40ydsからの攻撃になりました。

<3人のナイスブロックと水井のQBサック>
このシリーズもショットガン、セットバックを組み合わせたバランスアタック。
#22藤井、#44成瀬、#24松谷などのRB陣、WR#1相武のキャッチなどで確実に前進し、
敵陣15ydsから最後は#44成瀬のオープンプレーでTD!

その傍らでWR#28高戸のスーパーブロックがすごかったです。

SFをサイドラインに出してました。
このプレーはOL#77澤、RB#48桑野と高戸の三者のブロックが見事でしたね。

成瀬もそのブロックを生かしてすかさず縦あがりをみせました。
スピードもなかなかありそうです。
2年生なので初TDでしょうか。おめでとうございます。

オープンプレーで初TDを決めたRB#44成瀬圭汰

プレーサイドの3人が完璧にブロックすれば必然的にTDを狙える、というプレーでした。
見事なプレーで観客席も大盛り上がり!

その後グランパスDEFは四日市OFFを完全にシャットアウト!
DL#74水井の切れたQBサックも飛び出してました。
1対1の場面で鋭く相手を抜き去りました。
会場も盛り上がり続けます。

■2Q

<一進一退>
その後は一進一退の攻防。
QBサックで大きくロスしてからの自陣でのパントミス、
その後のDEFでインターセプトボールを弾いたり、ぱっとしない感じです。

OFF、DEF共に2,3年生の出番が多くなっています。
チームは今や大所帯で、練習の機会はもちろん、
試合に出るチャンスも競争が激しくなっているはず。
こういった試合で限られた出番の中でしっかりアピールしてほしいものですね。

目立った選手としてはRB#22藤井達也(3年)がよく走ってました。

LOSまで上がる勢いが良く、
ブロックの隙間を上手く縫って走り、
相手に捕まってもなかなか倒れません。
パンターもできるということでなかなか器用な選手です。
3年ということで今年は出番が多いそうです。
怪我なく頑張ってもらいたい。

RBで活躍#22藤井達也

7-0で前半終了。

■3Q、4Q

<ワイドユニット>
3Qも随所で良いプレーを見せていますが、なかなか得点には結びつきません。
ロングゲインが少なく、例年より得点のペースが遅いです。

じわじわ敵陣まで攻め込み、#22藤井がTDします。14-0

プレーの内容はそんなに悪くないと思うのですが、
随所でキャッチミスやTDパスが決めきらず、なんだかなあという展開です。

キャッチミスはいただけません。
(もちろんナイスキャッチも何個かあったけど)
WRが何人もいる中で、試合のなかで自分に一体どれほどのキャッチングのチャンスがあるのか、、、

夜も眠れないほど悔しがらなきゃいけませんね。
リベンジ期待してます。

気がつけばQBが#12半田(2年)に交代しています。
聞けば名門高槻高校出身のフットボール経験者ということで。
試合での動きは初めて見るのですが、さすが経験者。
普段のプレーもそうですがポケットから出てプレーが崩れたときも良い判断で良いパスを投げます。
エースQBでもイケるのではないかという感じです。

今後のエースQBに期待QB#12半田直也

彼のプレーは見ていて面白かった。
今後も沢山出番が見たいなと思いました。

<転向組の活躍>
DEF陣も4年生が良いプレーを見せています。

2年からDEにコンバートされた#93脇(4年)は動き出しが鋭く、
彼サイドのオープンプレーは中々出る気がしません。
OTを押し込みながらキャリアーまでタックルしに行く場面が多々見られました。
鋭いサックも飛び出し、(ブラインドサイドなのでボールを狙ってほしかったが)
キャリーに良く反応していてボールがよく見えています。

鋭いプレーを魅せたDL#93脇拓也

LB#32石丸(4年)の鋭い動きも良かった。
LB転向2年目ですがLBのパートリーダー。
昨年よりも判断のスピード、動きのキレが良くなっています。
LBはアメフトの中でもきっと結構難しいポジションですが、
相手が何をしているのかという理解のスピード
→自分が何をすべきなのかという判断のスピード(どちらも刹那的だが)の
無駄のなさが持ち前の思い切りの良さを際立たせていました。
いわゆるプレーリードが良いです。見事なパスカットで会場も沸かせました。

<DB>
一方、やはりスタメン総入れ替えのDBには課題が残ります。
相手が何をしてきているのか→自分がすべきことは何か
という頭の中の一連の理解、判断がスムーズにできずに相手をカバーしきれない部分があり、
一発TDも許し、また2発目も許しそうになる場面がありました。
試合経験少なしということでこれも経験でしょうが、やられたのは事実。
夜も眠れないほどくやしがらんといけませんね。
次同じことを繰り返さない為にはどうするか?
リベンジ期待してます。

<エースと新星>
試合に戻りますと、終盤に差し掛かりエースQB#4安田が登板。

エースQB#4安田祐真

ポンポン良パスを放り込み、WR#13西井君(2年)にTDパスを通しました。
2年の彼も初TDでしょうか。彼は俊足と聞いていますし、この試合での落球もたぶんゼロ。
確実に少ない機会をモノにしていて御見事でした。
おめでとうございます。

初TDを決めた新星WR#13西井敦士

中だるみしていた試合展開も最後はエースから新星へのTDパスでひと盛り上がりしました。
結局試合は25-6で終了。

■終わりに

思ったほど大量得点は取れませんでしたが、
2、3年生の試合経験を多く積めた試合だったのではないでしょうか。
新歓試合という点では物足りなさを感じましたが、
色々な意味で各人有意義な経験になったことは間違いないでしょう。

年々人が増え続け、総勢100名近く、大所帯となったチームです。
練習、試合ともに各個人の出番は人は増えるだけ減ります。
その少ない機会を如何に有意義に使うのか?
それを考えるか考えないかで成長するか否かがきっと分かれてきます。

練習、試合含め一つのプレー機会も無駄にできない、
そんな緊張感を持って日々フットボールに臨んで頂きたい、
そんなことを考えながら、港サッカー場を後にします。

次回皆さんの成長した姿を見るのを楽しみにしています。

上田さんご回答ありがとうございました!!
次戦はVS南山大学 5/11(土)10:30KICK OFFです。
皆様ぜひご観戦にお越し下さい

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