観戦記

後援会会長・門池啓史さんの観戦記を掲載します。

観戦記 大阪大学戦 平成27年5月16日 at名古屋大学グラウンド



GRAMPUS後援会会長
門池啓史さん

今日は大阪大学との定期戦が名大グラウンドで開催される。
阪大とは毎年接戦の試合が続いていて、
両チームの力は拮抗していると思われるので、今日は楽しみな一戦である。
阪大は高いレベルにある関西リーグの二部所属であるが、
毎年二部の上位に位置する力のあるチームだ。
しかし今春の試合結果を見ると、
三部所属の大学に差をつけられて負けている。
この事実だけ見ると、失礼ながら今年の阪大の力はどうなんだろうかと思うが…。


伝統のペナント交換

青空の下、阪大のキックで試合は始まった。
グランパスは自陣12ヤードからの攻撃開始となる。
QB#12半田君から続けてショートパスは成功したが、
後が続かずパントとなった。
続く阪大の攻撃もパントとなり、
グランパスは自陣40ヤードからの攻撃となる。
しかしここで、グランパスRBがボールをファンブルし、
これを阪大がリカバーしターンオーバー(攻守交替)となってしまった。

阪大はQBキープとパスでゴール直前まで迫り、
最後はショートパス成功でタッチダウン(TD)をあげる。
0-7と先制されてしまった。


グランパスOL陣

第2Q開始。
グランパスは自陣40ヤード付近からの攻撃だ。
RB#26羽田君の13ヤードランや、
TE#87キャプテン小松君への12ヤードパスが成功してゴールまで近づく。
最後は羽田君が右オープンを走り抜けTD!7-7。

阪大は自陣40ヤードからの攻撃だったが、パントとなる。
しかし、阪大センターからパンターへのスナップが悪く、
ボールはパンターの頭上はるか上を越える。
こんなに大きくはずれるシーンはめったに見ない。
そのボールをRB&DL#44成瀬君が追い、
阪大陣33ヤード地点で阪大パンターをタックル。
グランパスは非常に良い位置からの攻撃となった。

WR#84堀口君が15ヤード走ってフレッシュ獲得。
続いて羽田君が15ヤード走る。
最後は半田君から代わったQB#4村松君が中央を抜けTD!
何とか、14-7とリードする。

阪大は自陣38ヤードから攻撃。
DB#34堀田君のナイスタックルがあったが、
次に名大のパスインターフェアの反則が発生し、阪大はゴール直前まで迫る。
しかしここはグランパス守備陣が踏ん張り、
阪大をフィールドゴール(FG)3点に留める。
14-10で前半終了。


タッチダウンの危機を見事抑えたディフェンス陣

予想通りの接戦となっているが、
グランパスは今春の過去二試合より攻守共にリズムが良いと思う。
ただ、阪大QBの鋭いミドルパスを簡単に許してしまっているのが気掛かりだが。

後半開始。
阪大は自陣20ヤードからの攻撃。
RBのナイスランがあった後、
パスが次々と成功しゴール直前まで迫る。
阪大QBのミドルパスは速くて正確で、やられっぱなしだ。
しかし、またもやグランパス守備陣は踏ん張り、
FGの3点に止める。14-13。

グランパス次の攻撃では、阪大にパスをインターセプトされ、
攻守交替となってしまった。
またもや阪大は次々とパスを成功させ進む。
しかし、グランパス守備陣はTDを許さず、FGも失敗とさせる。
阪大にパスを簡単に許してはいるが、
今日のグランパスのゴール直前ディフェンスはなかなかしっかりしている。

その後互いにパントが続いた後、
阪大センターからパンターへのボールがまたしても悪く、
グランパスはゴールまで15ヤードと
絶好の位置からの攻撃となった。
ここは羽田君がオフタックルを簡単に抜けTDを奪う。
21-13とリードを広げる。


本試合2回のタッチダウンを決めたRB#26羽田

第4Qに入り、DB#15岡田のインターセプト!
グランパスは自陣22ヤードからの攻撃となる。
ここでもう一本TDかFGを奪えば、
ほぼ勝利は確定するので頑張って欲しい。


見事なインターセプトで観客を魅了したDB#15岡田

村松君よりRB#26羽田君へ10ヤードパス成功。
村松君がQBキープで15ヤード走る。
小松君へ16ヤードパスが決まって、
成瀬君が体を生かして10ヤードと5ヤードの突進。
ゴールまで20ヤードとなって、ショートパス成功のあと、
再び成瀬君が力強いランでゴール直前まで迫り、
最後はブラストプレーでTD!

このシリーズはランとパスがうまくかみ合い、
成瀬君の力感溢れるランでTDをあげ、
大変良い流れだったと思う。
これで28-13となりほぼ勝利は決定した。

最後は阪大のパスプレーをDL陣の激しいサックでロスさせ、
阪大のギャンブルプレーも抑えて、攻守交替。試合終了となった。


オフェンス、ディフェンス共に活躍したRB、DL#44成瀬

フットボールに限らず、スポーツは相手の力量次第で内容は変わるので、
今日の試合を評価するのは難しいが、
今年の阪大は例年ほどの力は無かったように私は思った。
阪大はパスプレーが多く、グランパスは随分ゲインを許してはいたが、
第4Qは結構アジャストしていたような気がする。

新チームとなっての二試合を見て、私はやや不安になったが、
三試合目の今日の試合は今後に期待できるプレーも多々見られた。
もう一度修正すべき点は修正し、秋のレギュラーシーズンに備えてほしいものだ。

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