観戦記

後援会会長・門池啓史さんの観戦記を掲載します。

観戦記 大阪大学戦 平成28年5月29日 at大阪大学吹田キャンパスグラウンド



GRAMPUS後援会会長
門池啓史さん

先週は新チームとなって初の試合が社会人相手に行われた。
社会人相手だと新チームの力量は測りにくい。
今日は大阪大学グランドで伝統の名阪戦が行われるので、
グランパスの真価を問いたいところだ。
大阪大学は長年関西リーグの二部所属であり、
二部では中上位に位置しているチームである。
ここ十年位の両チームの試合内容は拮抗しているが、
果たして今日はどんな内容になるのか興味深い。
阪大のラインの選手を見ると体格がよく、
なんか強そうな印象を受ける。

名大は自陣20ヤードからの攻撃開始となる。
先発QBは三年生の#4村松君だ。
いきなり、QBキープが決まって15ヤードゲインする。
エースRB#26羽田君が5ヤード走るも次が続かずパントとなる。
阪大自陣21ヤードからの攻撃開始。
ランが次々に決まってフレッシュが続く。
11ヤードパスも決まるが、
ここは何とかグランパスディフェンスが踏ん張り、
4thダウンパントとさせる。
次にグランパス自陣40ヤードからの攻撃だったが、
あっさりパントとなってしまった。
ここまでのところ、オフェンスもディフェンスもライン戦で
阪大に明らかに押されている。
阪大は強そうだ。

第2Q開始。
中央付近で、阪大のパスを
DE#66藤崎君がパスインターセプト!して攻守交替となる。
グランパスは村松君がボールキープして29ヤードも走る!
あと1ヤードでタッチダウン(TD)だった。
ゴール直前から羽田君が簡単に中央を突破しTDをあげる。
まずは7-0とリードする。
阪大のキックオフリターン。
SF#27家田君のナイスタックルで
阪大は自陣19ヤードからの攻撃となる。
CB二年生#8川尻君のナイスタックルもあって、
パントとさせる。


 

DL#66 藤崎 DB#27家田

グランパス自陣31ヤードからの攻撃だったが、
ロングパスをインターセプトされ、
阪大陣28ヤードから阪大の攻撃となる。
まあ、ロングパスだったから仕方ないでしょう。
阪大は18ヤードパス成功し、ランプレーを次々成功させ
ゴール前15ヤードまで進むも
4thダウンでフィールドゴール(FG)を狙いにくる。
これは決まってしまうなあ、と思ったが阪大キッカーは外す。
ラッキーだ。
7-0とリードして前半終了。
前半をみると、リードはしたが
阪大のラインに押され気味で後半は不安である。

後半開始。
阪大自陣32ヤードからの攻撃だったが、
RBがボールをファンブルし、
これをグランパスがリカバーし
よい位置からの攻撃開始となった。
QBは二年生の#1松原君に替わる。
羽田君がナイスランを続けて
ゴールまでインチとなったところで、
再び羽田君が右オープンを走り抜けてTD!
14-0となる。
阪大の攻撃は簡単に終わり、
グランパスは自陣19ヤードからの攻撃。
ランとパスを織り交ぜじりじり阪大陣は深く進むも、
4thダウンとなる。
FGを狙いにいくが、外す。
続いて、阪大の攻撃を簡単に抑えて、グランパスの攻撃となるが、
後半に入って阪大の動きは全体的に鈍くなっている気がする。
グランパスはライン戦も互角以上に戦っている。

RB#26羽田

第4Q開始。
グランパスはボールファンブルし阪大の攻守交替となる。
が、DT#99篠崎君のナイスタックルもあり、
阪大のギャンブルプレーを抑えて、
グランパスはゴールまで8ヤードと
絶好の位置からの攻撃となった。
ここは羽田君が中央を突破してTD!
21-0となる。
なんか、思わぬ展開だ。
試合開始直後、阪大はかなり手ごわいと思ったが、
幸運もあってグランパスの一方的な試合になりつつある。
阪大は自陣43ヤードからの攻撃だったが、
川尻君のナイスタックルもあり、パントとさせる。
このパントで阪大パンターはボールを落としてしまい、
グランパスがこのボールを抑えて
ゴールまで25ヤードからと良い位置からの攻撃となった。
しかし、パスインターセプトされてしまい、
攻守交替となってしまう。
めまぐるしく試合は展開する。

DB#8川尻

阪大の攻撃は続かず、グランパスは自陣36ヤードより攻撃。
後半阪大オフェンスはほとんど機能していない印象だ。
松原君が自ら走って35ヤードゲインする。
TDは奪えなかったが、FGを成功し24-0と差は広がる一方だ。
ここ何年かは接戦だっただけに意外な展開となっている。
阪大の攻撃だったが、
WR#9キャプテンの中島君がDBとしてパスインターセプトする。
両面出場は本当にご苦労様ですね。
グランパスはゴールまで20ヤードの位置から攻撃。
またしても絶好のチャンスだ。
TE#89石井君への13ヤードパスが成功し、
最後は4thダウンインチから羽田君がオフタックルを抜けてTD!
31-0。


 

QB#1松原 DB#9中島

31-0と思わぬ大差をつけて、
グランパスの勝利となった。
阪大にこんな大差をつけて勝利するのは、
何年振りのことだろうか。
少なくとも17年応援している私の記憶にはない。
阪大は弱そうには見えなかったが、
後半はまったく攻撃も守備も精彩がなかった。
しかし、この勝利はグランパス新チームにとっては
大いに自信となったことでしょう。

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