観戦記

後援会会長・門池啓史さんの観戦記を掲載します。

観戦記 名古屋工業大学戦 平成28年6月5日 at四日市大学グラウンド



GRAMPUS後援会会長
門池啓史さん

今日は、名古屋工業大学(名工大)との試合が四日市大学で開催される。
昨シーズン、名工大は二部の下位リーグに所属していたが、今秋からは二部の上位リーグに昇格する。
いずれにせよ、名工大は二部所属であるので、
グランパスにとっては大差での勝利が予想されるが、今日は下級生も多く出場するだろうし、
諸々試してくると思われるのでどのような内容になるのか興味深い。
ここ四日市大学での試合は多分始めてのことだ。
梅雨入りした曇天の下、グランパスのキックで試合は始まった。

名工大は自陣32ヤードから攻撃開始。
しかし、攻撃は進まずパントとなる。
グランパスは自陣26ヤードからの攻撃開始。今日のスターティングQBは#4村松君だ。
いきなり、ロングパスを試みるも失敗。
RB#26羽田君が右オープンを走ってフレッシュ獲得するが、続かずパント。
名工大の攻撃を、DB#27家田君のナイスタックルもあり簡単に抑えてパントとさせるも
グランパスもパントとなってしまう。
名工大は自陣奥深くからの攻撃だったがQBがボールをファンブルし、
グランパスがこれを抑えてターンオーバー(攻守交替)となる。
ゴールまで20ヤードからと絶好の位置からの攻撃開始だ。
ここで村松君は自らボールをキープして20ヤード走って、タッチダウン(TD)!よい走りでした。
トライフォーポイント(TFP)は外すが、まずは6-0とリードする。

キッカー#82瀬野君のナイスキックで、名工大は自陣18ヤードから攻撃開始。
二年生の瀬野君は高校時代ラグビーの経験者らしいが、キック力はかなりのものだと思う。

K#82瀬野

第2Qに入る。名工大のパントの後、グランパスは自陣12ヤードから攻撃開始。
村松君はボールキープして、60ヤード前後走る!走れるQBは相手にとって脅威だろう。
最後は羽田君が簡単に走ってTDをあげる。TFPは失敗し12-0となる。
予想通り、大差がつくかもしれないので、
今後グランパスは下級生をどんどん出場させてくるのではないかと思う。

QB#4村松

その後両チームはパントを繰り返して、12-0で前半終了。
前半を見る限りあまり力の差はないような気もするが、
後半になるとどんどん差は広がるように思うがどうだろうか。

後半開始。
グランパスは自陣32ヤードからの攻撃を、羽田君とRB#20鎌田君のランでフレッシュ獲得。
続いてキャプテンWR#9中島君へのパスは名工大のパスイインタフェアの反則があり、大きく前進。
しかしパントとなってしまったが、
名工大はほぼ自陣ゴールライン上からとひじょうに苦しい位置からの攻撃である。
ここはグランパスにセイフティでも奪ってほしいと思ったが、
名工大はフレッシュをひとつ獲得してパントとなる。
グランパスは良い位置からの攻撃だったが、
4thダウンでフィールドゴール(FG)を狙うも外して、依然12-0のままだ。
後半に入って、グランパス選手の動きがやや鈍く感じられる。
名工大は自陣25ヤードからの攻撃で、RBが独走して60ヤード走る。
続いてRBが簡単に右オープンを走ってTDをあげる。12-7。
「ええっ?あと一本TDを取られたら逆転なんだ…」と私は嘆く。
一部優勝を当然の目標としているグランパスは、まさか二部のチームに負けるわけには絶対いかない。
リターナーの羽田君のナイスランで名工大陣45ヤードまで返す。中島君への11ヤードパス成功。

第4Q開始。
またもや羽田君へ12ヤードパスが成功するが、QBは#84堀口君に代わっている。
本来彼はWRだが、春の試合なのでいろいろ試しているのだろう。
その堀口君からWR#28鈴木健太君へ9ヤードのTDパスが決まって、19-7となる。
どんどんTDを追加してほしいものだ。

名工大は次のシリーズ、中央付近でRBがボールをファンブルし、
これをグランパスがリカバーし攻守交替となった。
直後、堀口君から投げられたパスは鈴木健太君と名工大DB陣との勝負になったが、
鈴木健太君は上手くボールキャッチする。
最後は中島君への23ヤードTDパスが決まって、26-7となる。
これでもう名工大の逆転はないと思い、私はほっとする…。
またまた瀬野君のすばらしいキックで名工大は自陣11ヤードからの攻撃開始だったが、
三回連続してパス不成功でパントとさせる。
ようやくグランパスは攻守とも調子に乗ってきたようだ。
名工大はスナップされたボールをパンターがパントできずにボールデッドしてしまい、
グランパスは敵陣20ヤードからと絶好の位置からの攻撃。怒涛の攻撃をしてほしい!
村松君がまたもや自ら20ヤード走って、エンドゾーンに走りこみTD!と思ったが、
グランパスはホールディングの反則を犯して幻のTDとなってしまった、残念…。
しかし、次に中島君へのTDパスが決まって、33-7となる。

WR#9 中島

いよいよグランパスは本領を発揮している。
名工大は自陣35ヤードからの攻撃。
グランパスも自陣26ヤードからの攻撃だったがパントとなる。
名工大は自陣奥深くからの攻撃だったが、またもや4thダウンギャンブルを失敗し、
グランパスは残り時間45秒だが、ゴールまで17ヤードから再攻撃。
羽田君へ10ヤードのパスが成功した後、羽田君が右オフタックルを走りぬけTD!
結局、39-7で試合終了。

RB#26 羽田

終わってみれば、差をつけての結果だったが、第3Q終わりでは12-6となり、
一発逆転される場面もあったことは反省材料であろう。
下級生が多く出場したことや、諸々プレーを試したこともあったのかもしれないが、
とりわけ全般的に守備陣が上手く機能していなかったと思う。
ただ、第4Qに4本ものTDをあげたのは、二部校相手に対して実力を発揮したと言って良いだろう。
いずれにせよ、反省材料が多くでたことは秋に向けてよかったと思われる。

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