観戦記

後援会会長・門池啓史さんの観戦記を掲載します。

観戦記 南山大学戦 平成29年9月3日 at四日市ドーム



GRAMPUS後援会会長
門池啓史さん

さあ、今日から秋のレギュラーシーズンが始まる。
あの暑かった夏を越えて、どの程度グランパスは強くなったか注目されるところだ。
ここ数年東海リーグ一部は名城大学が頭一つ抜けて強いが、今年はどういう展開になるか興味深い。
今日は南山大学との初戦が四日市ドームで開催される。
南山はこのところ一部の下位に甘んじていて、春の試合結果を見ると、今日は楽勝?になるかもしれないと私は密かに思っている。
しかし南山は秋になると、春の試合結果とは無関係に強いこともあるので、よくわからないところもある。
グランドを見れば、グランパスチームカラーの緑の選手やスタッフが非常に多く目に付き、心強いばかりである。

夕方17時に南山のキックで試合は始まった。
グランパスは自陣20ヤードからの攻撃開始となる。
ランプレーの後、グランパスはホールディングの反則を犯し10ヤード罰退してしまう。
次に、QB#1松原君からボールはハンドオフされて、絶対的エースRB#6川村君が中央を抜ける。南山LBのタックルを振り切ると独走になった!
南山DBも振り切って、走って走っていきなりのTD!
なんと92ヤードの独走TDだ。
素晴らしい!
RB#6川村君の天才的走りは、誰も止められない。
PAT(ポイントアフタータッチダウン)も成功してまずは7-0とリードする。
私は「やはり、今日は楽勝になるな…」と内心思う。

RB#6川村洋志

南山は自陣15ヤードより攻撃開始。
ランとパスで連続してフレッシュを奪うが続かずパントとなった。
グランパスは自陣31ヤードからの攻撃。
QB#1松原君がQBキープで上手いカットバックにより左右に走って22ヤード獲得。
QB#1松原君は高校時代RBを経験していたこともあり、走りはとてもQBとは思えないほど素晴らしい。
続いてRB#6川村君も20ヤード強く走って南山陣奥深く進む。
TE#89石井君が7ヤードのパスをキャッチしてフレッシュ獲得し、ゴールまでインチとなる。
ここはRB#6川村君が簡単にダイブしてTD!
PATは2ポイントを狙いにいったが失敗となるも13-0とリード。
今日はグランパスの大勝となる雰囲気が濃厚だ。

TE#89石井博将

第2Q開始。南山は自陣25ヤードより攻撃。
LB#27家田君のナイスタックルがあったが、南山はパスとドロープレー(パスと見せかけて走る)で連続してフレッシュを獲得する。
しかし次のロングパスをDB#8川尻君がパスインターセプト!
楽々のインターセプトだった。

DB#8川尻滉人

グランパスは自陣8ヤードからの攻撃となるが、ランとパスで中央前まで進む。
南山のパーソナルファールがあって大きく進んだところで、RB#29鈴木君が15ヤード走る。
しかし4thダウンパントフォーメーションとなってしまったが、ここでQB#1松原君は蹴ると見せかけ自ら走って、またもや右へ左へとカットバックしてあれよあれよという間にエンドゾーンに入ってTD!
いやいや、QB#1松原君の走りは本当に素晴らしいです。
PATは失敗するも19-0と一方的な試合になりつつある。
私は「グランパスは強いので今年こそ単独優勝だ!」と内心微笑む。

QB#1松原健太郎

南山は自陣25ヤードからの攻撃をランとパスでじりじり進み、名大陣奥深く進む。
しかしDB#32久保田君やLB#27家田君のナイスタックルで、南山の攻撃を止める。
南山は4thダウンギャンブルを失敗し攻守交替。
グランパスは自陣10ヤードと苦しい位置からの攻撃で、ボールファンブルしてしまい、これを南山選手が抑えて、ターンオーバーとなってしまった。
ゴールまで20ヤードの位置と大変ポジションが悪い。
これはピンチだ。
DL#7太田君のナイスタックルがあったが、南山はQBキープでTDをあげる。
たいへんもったいないTDを奪われて、19-7で前半終了となった。
楽勝モードの中、一本返されて19-7となったが、まあグランパスの優位は間違いないと思う。

LB#27家田有

グランパスのキックで後半開始。
グランパス守備陣は南山の攻撃を簡単に抑えて、グランパスは自陣15ヤードからの攻撃となる。
しかしここでまたしてもグランパスはボールをファンブルしてしまい、これを南山が抑えて、ゴール目前の位置から南山の攻撃となってしまった。
これはピンチだ…と思う間もなく、南山はパスプレーで簡単にTDを取ってしまった。
19-14となって、話が違ってきつつあるが、奪われた2本のTDは単純なミスからのものであり、しかもポジションが悪すぎたこともあった。
ここは冷静にプレーすればよいと思う。焦る必要などないのだ。

グランパスは自陣39ヤードからの攻撃をランとパスで南山陣奥深く進んで、最後はQB#1松原君から山なりのTDパスをWR#81鈴木君がナイスキャッチ!してTD。
PATは2ポイントを試みて失敗するが、25-14とリードする。

WR#81鈴木健太

次のシリーズ、南山はランプレーを次々成功させ大きく進んで、最後はRBからWRへのリバースプレーが決まり、30ヤード走ってTDを奪う。
PATは失敗するも25-20とあと一本TDを奪われると逆転されてしまう。
「話が違うよな…」と私自身は焦っている。
問題なのは、後半に入ってグランパス守備陣は南山のランを止められないことだ。
次から次へと大きくゲインされてしまっている。

25-20とかろうじてリードして、第4Qに突入。
グランパスは自陣38ヤードからの攻撃だったが、あっさりとパントとなる。
何か嫌なムードが漂っている。
南山はランプレーで大きく前進したところで、WRへミドルパスが投げられる。
グランパスDB陣は振り切られてしまい、南山WRはボールをキャッチすると簡単に60ヤード独走してTD…。
25-28とついに逆転されてしまった。
楽勝モードは一体どこへいったのだろう…。
今日負けてしまうと入れ替え戦も覚悟しなければならない、などと不謹慎な思いが私の心の中を交錯する。
しかしここでグランパスは根性を見せて欲しい!

グランパスはRET#81鈴木君のナイスリターンで南山陣44ヤードからの攻撃とチャンスだ。
ここはTDを決めてもらいたい。
QB#1松原君のまたしてもナイスランで大きく進み、南山のフェイスマスクとパスインタフェアの反則もありゴールまで1ヤードから1stダウンとなった。
もうこれは間違いなくTDを取れるだろう…と思ったら、ここでまたしてもグランパスはボールファンブルを犯して攻守交替となってしまった。
信じられない、こんなことがあるのか…。
4回の攻撃でたったの1ヤード進めばTDだったのに…。
グランパス応援席は静まり返っている。
あまりにも信じられないので私も現実を受け入れられない。
しかし南山は自陣1ヤードからの攻撃なので、ここは、グランパス守備陣は何とかして欲しいと思ったところで、南山は自陣エンドゾーン内でQBがタックルされて、グランパスはセイフティを奪う。
しかしセイフティは2点なので27-28と1点負けているのだ。
グランパスは中央からの攻撃。まだ残り時間はたっぷりあるのでここは冷静に攻撃して欲しいと思う。
グランパスはまたしてもQB#1松原君のナイスランで大きく進む。
最後はRB#6川村君が走ってTDを何とか奪って33-28と逆転する。
まったく手に汗を握る展開となっている。

南山は自陣25ヤードからの攻撃だったがパントとなって、グランパスは中央からの攻撃でQB#1松原君のナイスランがあり大きく進んだが、4thダウンとなってパントとなってしまった。
しかし、ここで南山のオフサイドの反則があってグランパスは幸運にもフレッシュ獲得となる。
ここでTDを奪ったらほぼグランパスの勝利は確定するが、4thダウンとなってFG(フィールドゴール)を狙いにいく。
40ヤード弱はあるので難しいかなと思ったが、案の定、ボールはゴールポストに当たって不成功となってしまった。
残念…。

残り時間は5分を切ったが、南山は勢いがあるので非常に不安だ。
南山は自陣25ヤードからの攻撃で、ギャンブルを成功させて中央まで進む。
続いてリバースプレーで15ヤード前進。
4thダウンギャンブルプレーでまたしてもリバースプレーでフレッシュ獲得。
誠に形勢はグランパスに悪い。
南山はジリジリとすすんでゴールまで10ヤードとなる。
しかしここはグランパス守備陣がよく止めて、4thダウン1ヤードとなった。
残り時間は30秒余りなので、当然ここも南山はギャンブルしかない。
南山のタイムアウトは残っていないのでここを止めたらグランパスの勝利は確定するが、ギャンブルを成功されたら、逆転サヨナラ負けのような形になってしまう確率が高い。
 しかし最後にグランパス守備陣は根性を見せてくれた。
見事に南山のランプレーを止めて攻守交替となった。
何とか33-28で勝利をおさめることができた。

それにしても、第1Qの段階では楽勝ペースだったのに、後半は全く南山に押されっぱなしだった。
とりわけ南山のランプレーを抑えられなかったのは気になるところだ。
それと攻撃はQB#1松原君とRB#6川村君の個人的センスに負うところが多い?ような点が気になった。
まあ、それはそれで二人のセンスは他チームに脅威とはなるが…。
また、今日はゲームとしては非常に面白かったとはいえるが、誠に私の胃には悪い内容だった。
疲れました…。
何とか勝利したが、この先は正直言って不安である。
次戦の名工大は二部からの昇格チームだが、かなり手ごわい相手だと思う。
事実、名工大は今日の名城戦では第3Qまで全くの互角の内容だった。
しかし、グランパスもここで反省すべき材料はかなり出たとは思うので、気持ちを切り替えて、今後の試合に臨んで欲しい。
頑張れグランパス!