観戦記
後援会会長・門池啓史さんの観戦記を掲載します。
観戦記 大阪大学戦 平成20年5月24日 at大阪大学
32代ASリーダー
中根才香さん
今年は2年ぶりに大阪大学で名阪戦が開催されました。
以前から天気が心配されていた通り雨が降り、
少し憂鬱な気分で大阪に向かうこととなりました。
しかし試合開始前になると、
遠方かつ雨の中にも関わらず応援に来てくださった父母やOBの方の顔が多く見られ、
しっかり頑張らなければという気分が湧いてきます。
大阪大学TRIDENTSは大阪外語大と合併したこともあり、
人数も増えて、力のあるチームです。
ここ数年の名阪戦は連勝していますが、簡単に勝てるチームではありません。
雨の中、試合開始を待つ応援に来て下さった方々
雨が降ったり止んだりする中、
阪大のKick Offにより試合が開始されました。
#22大嶋のリターンにより、
いいフィールドポジションからのOFFENSEとなるも、
大きい阪大DLに押され、なかなか攻め切れません。
対する阪大OFFENSEは、
中央ランプレイとそれに対応するオプションプレイで着実に攻め入っていきます。
1シリーズ目は踏ん張るも、2Q始めには先制されてしまいました。
チームに漂う嫌なムードを振り払うべくこちらも1本ほしいところです。
しかし、QB#6野田のキャリーの他はあまりゲインを望めず…
という状況の中、DEFENSEが調子を取り戻し、
ついにOFFENSEも自陣8ydsから#12へのきれいなパスが決まり、
90yds近い独走TDとなりました。
#12の独走、タッチダウン!
阪大はTFPを外していたため7-6で逆転となり、
サイドラインも観客もほっとしたという雰囲気です。
その後、#45輪違のQB Sackも決まり、盛り上がります。
#45輪違のサックが決まる
どちらも拮抗してなかなか敵陣まで進まず、
このまま前半終了かと思われた2Qの終わりに、
阪大にパントでビッグリターンを許し、FG圏内まで持っていかれます。
結果阪大はFG失敗に終わりましたが、
押されムードで冷や冷やしたまま前半終了となりました。
前半は阪大の流れのまま終了し、
少し心配な中名大のKick Offで後半が始まりました。
始めの阪大OFFENSEをきっちり止めるも、
次の名大OFFENSEでインターセプトを浴びてしまいます。
その流れのままTDまで持っていかれてしまい、7-13となりました。
なんとかこの流れを断ち切りたいも名大OFFENSEがフレッシュできずに終わってしまった直後、
#10桑原によるインターセプトで一気に流れを引き寄せます。
自陣20ydsから#6野田のQBキープ、
#17溝口のオープンランでゴール前まで進み、
ついに#88友枝のパスで同点TDが決まります。
#17溝口のラン #88友枝の初タッチダウン!!
TFPも成功し、14-13になりました。
その後はどちらもパントとなり、残り時間も2分を切ります。
このまま逃げ切れるかというところ…
阪大OFFENSEのロングパスが立て続けに通り、
最後にFGを決められ14-16と逆転をされてしまいました。
残り時間は30秒もありません。
1プレイのパスに賭けるも、スクランブル。
30yds近くゲインしますがTDには及ばず試合終了となりました。
名阪戦は久々の敗戦となり、悔しい結果に終わりました。
まだまだ「進化」が足りないと思い知らされた一戦です。