観戦記
後援会会長・門池啓史さんの観戦記を掲載します。
観戦記 立命館大学戦 平成30年06月24日
at立命館BKCグラウンド
GRAMPUS後援会会長
門池啓史さん
今日は、毎年対戦させて頂いている立命館大学との試合が、
立命館びわ湖キャンパスグランドで行われる。
立命館はご存じのとおり大学アメフト界では
トップクラスの力をもっており、
正直言って、レギュラークラスとの試合では
グランパスと力の差があり過ぎると思われる。
よって毎回、立命館の
JV(junior varsity=控えの選手)チームとの
試合となっている。
JVといっても立命館選手の力量は高く、
簡単に勝てる相手ではないが
毎年グランパスはそこそこの試合をしている。
今日はどんな内容となるか興味深い。
西日射すグランドで、グランパスのキックで試合は始まった。
立命館は自陣24ヤードからの攻撃開始となった。
DL#82瀬野君のナイスタックルの後、3rdダウンから
立命館WRは40ヤード前後のロングパスを
キャッチしたと思ったら、思わず手からボールはこぼれて、
パントとなる。ラッキーだった。
グランパスは自陣32ヤードから攻撃開始。
2ndダウンからエースRB#6川村君はボールを持つと、
右オフタックルを抜ける。
押し寄せる立命館のタックラーを
鋭いカットバックにより次々と振り切って、独走となる!
走って走ってTD(タッチダウン)!
70ヤード以上の素晴らしいランでした。
立命館選手も川村君のランを止めることはできない。
TFP(トライフォーポイント)も決まって
まずは、7-0とリード。
立命館は自陣20ヤードからの攻撃。
ラン、QBキープ、パスでどんどん進んで
最後は9ヤードTDパスを決めて、7-7の同点となる。
さすがは立命館だ。
グランパスは自陣20ヤードより攻撃開始。
RB#29鈴木(遼)君が6ヤードラン。
続いてワイルドキャット体型(ボールを直接RBに
スナップするプレー)からRB#6川村君は16ヤード走る!
次にQB#1松原君と二人のWRとでリバースプレーが行われ、
WR#17長谷川君が右オープンを走ると前には
だれもいなくなり、55ヤード独走しTD!
まんまとフェイクプレーが決まった。
TFPは失敗するも13-7とリードする。
ライン戦でも負けてはなく、
なかなか攻撃は上手く機能している。
その後互いにパントが続く。
WR#17長谷川雅彦
第2Q開始。
グランパスは自陣20ヤードからの攻撃だったが、
立命館にパスインターセプトされてしまい、
立命館はゴールまで18ヤードからの攻撃とピンチだ。
しかし、LB#46堀田君のQBサックがあり、
立命館は40ヤードのFG(フィールドゴール)を
狙うも失敗する。
次のシリーズはRB#6川村君、QB#1松原君のランが
次々決まって進む。
WR#83服部君への10ヤードパスも決まって、
敵陣奥深く進み、
4thダウンから37ヤードのFGを決めて16-7で前半終了。
前半は攻撃も守備もよく機能しており、
五分五分以上の内容だと思う。
後半もこの流れで行ってほしいものだ。
後半開始。
リターナーに入っている#29鈴木(遼)君がよく走って
自陣37ヤード地点まで返す。
WR#17長谷川君へ30ヤード前後のパスが決まり、
ランプレーもよく決まって、
ゴールまで20ヤードまでと進む。
しかしここで痛恨のパスインターセプトをされてしまい、
立命館選手は敵陣17ヤードまで走る。
チャンスからいきなりのピンチだ。
立命館RBは簡単にオープンを走り抜けてTDを奪う。16-14。
グランパスの攻撃は簡単に終わって、
立命館は中央付近からの攻撃でじりじり前へ進む。
DB#3田中君とLB#58番君のナイスタックルもあって、
何とかFGの3点に抑えたが16-17と逆転されてしまった。
第4Q開始。
グランパスは自陣30ヤードからの攻撃で、
RB#6川村君はタックルされかかったが、
振り切ってライン際を走る!
襲いかかる立命館タックラーをかわして、
走って走ってエンドゾーンに入った!
またもや川村君の素晴らしい70ヤード前後の独走ランでした。
22-17とリード。
RB#6川村洋志
立命館は自陣19ヤードからの攻撃で、
QBキープとパスで中央まで進んで
4thダウンギャンブルにでるも、
グランパス守備陣は踏ん張ってギャンブル失敗とさせる!
よい守備だ。
次のグランパスのシリーズは全くランプレーが進まずパント。
後半に入ると、立命館のDL陣に押されていて
なかなかランが進まない。
立命館は自陣10ヤード付近からの攻撃で
DL#7太田君のナイスタックルがあったが、
ミドルパスを通され進む。
立命館のQBは一年生らしいが、
パスコントロールがひじょうに高く素晴らしい選手だと思う。
DL#82瀬野君のQBサックがあったが、
立命館は進んで、ゴールまで10ヤードとなる。
ここでTDを奪われると、残り時間は極少なくて逆転は厳しい。
ここでLB#58番君のナイスタックルや
DL陣の素晴らしい突っ込みもあり、
立命館の4thダウンギャンブルも見事に抑えて
試合終了となった。
22-17でグランパスの勝利だ。
LB#58番健人
今日の試合はグランパスの真価が発揮された
内容だったと思う。
とりわけ守備陣の強さが光ったのではないだろうか。
ここ一番の守備では立命館の強力な攻撃を何度も抑えていた。
グランパスはもともと攻撃力はかなり高いので、
これで強力な守備陣があれば、
秋の東海リーグ連覇も見えてくる。
春の最後の試合で良い内容を見せて頂いて、
私は誠に心強い思いをしたのである。
(これは観戦記ですので、データ・プレー他に間違いが
あった場合はご容赦くださいませ)