観戦記
後援会会長・門池啓史さんの観戦記を掲載します。
観戦記 中京大学戦 2023年10月14日
at中京大学豊田キャンパスラグビー場
GRAMPUS後援会会長
門池啓史さん
秋のレギュラーシーズン開幕後、
第一戦の名城大学に敗北してしまったグランパスだが、
その後2連勝して今日は中京大学との試合が
中京大学ラグビー場で開催される。
今シーズンは中京の力が
頭一つ抜きんでている印象を私は受けたが、
前週の中京対名城戦で、
名城は完璧とも思われる対策を施し見事な勝利を収めた。
私もこの試合を見たが、
名城のスカウティングの素晴らしさに敬服した。
グランパスも中京も優勝の可能性は
非常に薄くなってしまったが、
グランパスは昨年優勝を賭けた大一番の中京戦で惜敗して
優勝を逃してしまったので、
今年は昨年の雪辱を期待したいものだ。
優勝はともかく、
この一戦に賭ける部員たちの心意気を見たいものである。
曇り空の下、中京のキックで試合は始まった。
グランパスは中央付近からの攻撃と、
いきなりチャンス到来だ。
RB#17塚本君が9ヤード走り、
QB#16村井君からTE#88梅本君へ8ヤードパスが通り、
再び塚本君が8ヤード走って進む。
ゴールまで21ヤード地点からFG(フィールドゴール)を
試みるもボールは僅かに外れる。残念、、。
中京は自陣20ヤードからの攻撃だったが、
DL#55上田君のナイスタックルもあり
簡単にパントに終わる。
グランパスのDL陣は相変わらず強力で素晴らしい。
グランパスは自陣37ヤードからの攻撃。
WR#7キャプテンの山碕君へ15ヤードパス成功後、
ワイルドキャット体型(QBがいない体型)から
RB#17塚本君が9ヤード走り敵陣20ヤードまで迫った。
第2Q開始。
グランパスは反則を犯してしまったが4thダウンから
K#46白石君が34ヤードのFGを決めて3-0とリードする。
グランパスのキック後中京はリターナーが
独走してTDを奪ったかに見えたが、
中京の反則で幻のTDに終わった。
しかし、ほっとしたのもつかの間で、
中京はランプレーを重ねてTDを取って3-7となる。
グランパスは自陣45ヤードからの攻撃で
4thダウンパント体型から中京の反則があり、
幸運にもフレッシュを獲得した。
直後、RB#17塚本君が密集から
中京LB、DBを上手くかわして独走し、
50ヤード近く走ってTD!素晴らしい!
塚本君は相手のLB、DBの動きを読み取る能力が
高い様に思える。10-7。
しかし、喜ぶ間もなく中京はロングパスを成功し、
あっという間にTDを奪われて
10-14で前半終了となった。
前半、グランパスはパスもランも調子よく、
守備陣もよく対応しており、
強敵相手にとてもよく戦っていると思われるが、
後半は中京が
怒涛のパス連発でくるのではないかと思い、
とても私は楽天的にはなれない。
後半開始。
中京は自陣40ヤードからの攻撃で、
RBが独走しTDを奪ったと思ったが中京は反則を犯し、
またしても幻のTDに終わった。
と安堵する間もなく、
中京は簡単にTDを取って21-10と差は広がる。
中京の力量から見て、これ以上点差を開けられると、
勝てそうもないので、何とかグランパスはTDを挙げて欲しい。
第4Q開始。
グランパスは中央付近で痛恨のパスインターセプトをされ、
攻守交替となってしまい、がっくり。
その後グランパスDL陣の
タイスタックルが連発はしたものの、
中京は試合を決めるTDをあげて
10-28で試合終了となってしまった。
グランパスは前半互角以上の試合内容で、
とてもよい雰囲気だったが、
正直言って、後半は明らかに中京が攻守共勝り、
地力の差を見せられたような印象だった。
仕方がない、残念だがこの結果を受け入れるしかないのだ。
優勝は逃してしまったが、最終戦は全力で戦い、
悔いのない試合をしてほしいものだと思います。
(この観戦記はあくまでも個人の感想であり、
プレーやスタッツ、
その他の間違いがあればご容赦下さいませ。)