観戦記
後援会会長・門池啓史さんの観戦記を掲載します。
観戦記 信州大学戦 2023年10月28日
at瑞穂ラグビー場
GRAMPUS後援会会長
門池啓史さん
秋のレギュラーシーズン開幕後、
前週の中京大学に力負けしてしまったグランパスは、
今シーズンの3位が確定した。
今日は信州大学との試合が
瑞穂ラグビー場で開催される。
信大は最下位が確定し入れ替え戦出場も決まった。
つまり、今日は互いに勝っても負けても
順位に何ら関係のない試合となってしまった。
言ってみれば消化試合のような状況になったが、
グランパスは来シーズンに向けて下級生の活躍に
期待したいところだ。
秋の好天に恵まれた天候の下、
グランパスのキックで試合は始まった。
信大は自陣26ヤードからの攻撃開始。
2回続けてフレッシュを獲得したが、
守備の大黒柱DL#70松永君の
ナイスタックルが決まって、信大はパント。
次のグランパスの攻撃はスナップが悪く、
信大が敵陣25ヤード地点でボールを抑えて
攻守交替となってしまった。
これはピンチだと思う間もなく、信大はTDをあげて
0-7とリードされる。
グランパスは自陣35ヤードからの攻撃だったが続かずパント。
次の信大の攻撃もパントでグランパスは
自陣40ヤードからの攻撃開始となる。
RB#17塚本君が10ヤード前後のランを繰り返して
ゴール直前まで迫り、
最後はTE#90眞下君が2ヤードをダイブしてTD!
7-7。
信大の攻撃を簡単に抑えて、
グランパスは自陣23ヤードからの攻撃。
RB#6池澤君が10ヤード、16ヤードラン、
WR#12佐藤君が15ヤードパスキャッチ、
RB#17塚本君が13ヤード、10ヤードランと続いて、
最後は塚本君がナイスカットバックでTD!
TFPは外したが、13-7とリードする。
今日も塚本君のナイスランが目立つが、
彼は相手LB・DB陣の動きを見る目が
優れているように思える。
RBは走り自体も重要だが、相手守備陣の動きを
見極める能力も重要だと再認識させられる。
信大の攻撃を軽く押さえて、
前半終了となる。
最初、信大にTDを奪われたが力の差は歴然としており、
後半はグランパスがTDを重ねて、
下級生のプレーを見たいものだ。
信大のキックで後半開始。
リターナーの#22高尾君がナイスリーターンで
自陣40ヤードまで返す。
高尾君は非常に足が速く、
また運動神経が高い様にも思われる。
QB#16村井君からTE#90眞下君へ
ショベルパスが投げられると、
60ヤード近く走ってゴール直前まで迫る。
そして同じく眞下君がダイブしてTD!
20-7。
信大は大きくリターンして
敵陣40ヤードからの攻撃となったが、
DB#46白石君のナイスタックルもあり、
信大はパント。
グランパスは自陣7ヤードからの攻撃で、
TE#90眞下君のナイスブロックにより
RB#6池澤君が30ヤード位走る。
今日は眞下君の活躍が目立つ。
ランとパスでゴールまで迫って、
最後はRB#17塚本君が8ヤード走ってTDをあげて
26-7となったところで
ほぼグランパスの勝利が見えてきた。
第4Q開始。信大の攻撃だったが、
DL#5金丸君のナイスタックルの直後、
金丸君が信大のパントを
ブロック!してこれをグランパスが押さえる。
そしてWR#7キャプテン山碕君へ
16ヤードのTDパスが決まって
34-7と差を広げる。
信大は中央付近からの攻撃だったが、
DL#97上田君がナイスタックルして
パントに追い込む。
次に、1年生QB#15南出君から
同じく1年生WR#13野田君12ヤードパス成功。
最後は1年生FB#43篠原君へショートパスが決まって、
そのまま10ヤード走ってTD!
41-7となった。
その後信大の攻撃を簡単に抑えて
試合終了となった。
今日は相手との力量差が大きく安心して試合観戦ができ、
1年生のプレーも多く見ることができて、
満足する内容だったと思う。
これで今シーズンは全て終わった。
本音を言えば、名城大学戦の敗北を私は心の中では
なかなか受け入れることができず、
最後までそれを個人的には
引きずってしまったシーズンだった。
名城が優勝した訳だが、
全国大会では東海代表として
ぜひとも頑張って頂きたいものだ。
これで4年生部員は卒業となるが、
学生生活の多くをコロナ禍で振り回されて、
勉学も部活動も満足にはできなかったと思うが、
グランパスでの経験は皆さんの人生の
大きな糧となるはずです。
グランパスでの日々を胸に、大きく羽ばたいて下さい!
ありがとうございました。
また父母後援会、コーチ陣の皆様、
OB他ご関係者の方々には感謝申し上げます。
(この観戦記はあくまでも個人の感想であり、プレーやスタッツ、その他の
間違いがあればご容赦下さいませ)