観戦記
後援会会長・門池啓史さんの観戦記を掲載します。
観戦記 名城大学戦 令和6年10月13日
at名古屋商科大学日進キャンパス
GRAMPUS後援会会長
門池啓史さん
前週で、中京大に敗北してしまった
グランパスだが、優勝の可能性は
かなり低くなってしまった。優勝して
全国大会に出場するには、今日の名城大戦に
勝利し、最終戦で名城大が中京大に勝利して
三校優勝となり、くじ引きで勝つことしかない。
あれやこれや考えていると切なくなってくるので、
とにかく今日の名城大戦の勝利を期待することに
私は気持ちを切り替えた。
私の予想では、今年の名城大とグランパスの力は
五分五分かややグランパス有利だと思っているが…
どうであろうか。雲一つない快晴の下、
グランパスのキックで試合は始まった。
名城大は自陣45ヤードからの攻撃開始となる。
いきなり名城大はミドルパスを成功し、
ゴールライン近くまで進み、あっという間に
TDを奪ってしまった。0-7。
「なんだよ、これは…」私のテンションは下がる。
グランパスは自陣26ヤードからの攻撃開始。
RB#17塚本君が9ヤードラン、QB#0伊藤君が
キープランしてファーストダウンを獲得するも続かず、
パント。パンター#31村中君がナイスパントを蹴り、
名城大は自陣5ヤードからの攻撃となる。
LB#4百成君のナイスタックルもあり、
パントとさせる。グランパスは敵陣23ヤードからの
攻撃と絶好のチャンスだ!名城大のオフサイドで
5ヤード罰退の後、RB#17塚本君がナイスカットバックで、
上手くブロッカーを使い、15ヤード走ってTD!
私の下がっていた気持ちも一気に盛り上がる。
7-7の同点。名城大は自陣28ヤードからの攻撃。
名城大は独走ランで敵陣深く入る。
RB#17塚本
第2Q。DL#95丸王君のナイスタックルがあったが、
名城大は25ヤードのTDパスを決めて、7-13とリードされる。
どうも名城大の攻撃を上手く止められていない。
名城大は私が思っていたより、オフェンスは強い印象だ。
厳しい…。
グランパスは自陣30ヤードからの攻撃で、
ランとショートパスでじりじり進み、最後は
QB#16村中君のスニークでTD!PATも決まって
14-13とひとまずはリードした。しかしながら直後、
名城大は簡単にTDパスを決めてきて、14-21とリードされて
前半終了となった。
私は春に名城大の試合を二試合観戦しているが、
明らかに今日の名城大の方が強い印象だ。
とりわけ、グランパスの攻撃は
それなりに機能しているが、
名城大のランとパスプレーを
守備陣が抑えられていないのが
とても気掛かりである。ハーフタイムで対応を
考えてほしいと思うが、後編は全く余談を許さない
展開になることは間違いない。
後半開始。両チーム共決め手がなく互いに
パントを繰り返して、第3Qは終わる。
第4Q開始。開始間もなく、
名城大はQBキープランが
次々決まってTDを奪われる。今日は名城大の
QBキープにことごとくやられている。
これで14-28となって
本当に苦しくなってきて、
私の気持ちも下がってきた。
気持ちを持ち直そうとしても、できない…。
と沈んでいたら、
名城大のパスを中央付近で
LB#4百成君がインターセプト!!
前には誰もいない!
走って走ってTD!21-28となって、
期待が湧いてきた。
グランパスのディフェンスラインに
キャプテンDL#70松永君が後半入ってから、
守備陣も前半よりは
機能している。
LB#4百成
残り時間が少なくなってきたところで、
グランパスは自陣から
ロングパスが決まって敵陣深くまで入った。
やったあ!
と思ったら、グラウンドには嫌な黄色い布が落ちている。
グランパスには痛恨のホールディングの反則があり、
幻のロングパスとなってしまった。
21-28で試合終了。負けてしまった…。
これで今シーズンの優勝はなくなってしまい、
三位になる可能性が極めて高くなってしまった。
今年のグランパスは
真に強いと思っていたので、
私は気持ちの整理がつかない。
なぜ勝てなかったのだろうか?
冷静に試合を観察すれば、
中京大にも名城大にも完全に「力負け」したように思う。
あまり言いたくはないが、
両校には実力負けしたのではないだろうか。
偉そうなことも言えないが、
今後両校に勝つためには何が必要なのか、
冷静に分析して頂きたく思う。
部員数は東海地区一多く、
来年以降もグランパスは一部の上位に
留まることを予想するのは容易であるが、
もう一段階上昇することは
簡単そうで簡単ではないことなのかもしれない、
と思わざるを得なかった。
まだ最終戦が残っているので、
部員の皆さんは気を落とさず
前を向いて欲しい。
応援しています!
※これは個人の観戦記ですので、プレー・スタッツ等の間違いはご容赦下さい