観戦記

後援会会長・門池啓史さんの観戦記を掲載します。

観戦記  南山大学戦 平成25年5月11日 at名古屋大学グラウンド



GRAMPUS後援会会長
門池啓史さん

今日は新チームとなっての第二戦、南山大学との試合が名大グランドで開催される。
開幕第一戦の四日市大戦を無難に勝利したグランパスだが、
南山大学は一部所属であり、グランパスとは毎年接戦を繰り返している。
ただ、南山は毎年春のシーズンはあくまで秋シーズンの準備と捉えている?のか、
あまり強さを出してこないような気がするがどうだろうか。
今日は朝から本格的な雨が降っており、観覧席には屋根もなく、辛い日となってしまった。


降りしきる雨の中試合開始のセレモニーが行われる

グランパスのキックで試合開始。
南山は自陣40ヤードから攻撃開始となる。
ランとパスで簡単にフレッシュを奪うが次のシリーズではフレッシュを取れず、パント。
南山センターからのスナップは悪く、パンターをはるか超えてしまい、
グランパスは中央付近からの攻撃開始だ。
グランパスの攻撃開始早々、センターからQB#4安田君へのハンドオフがうまくいかず、
ファンブルしこれを南山が抑え、あっさりターンオーバー(攻守交代)となってしまった。
やはり雨の影響で両チームともボールが滑るようだ。

しかし次の南山の攻撃を簡単に抑え、再びグランパスの攻撃となったが、
グランパスRBが20ヤード近く走った後、ここでまたしてもボールをファンブルしてしまった。
ターンオーバー。
だが南山は攻撃が全く続かず、パント。
南山のランプレーはグランパスディフェンス陣が完璧近く抑えている。


南山の攻撃を止める名大ディフェンス陣

次のシリーズで、グランパスはまたしてもRBのボールファンブルがあり、
ターンオーバーとなってしまった。
いやいや、これほどボールファンブルがあるのも珍しい。
本格的な雨中での試合だから仕方ないか…。

続く南山の攻撃では、DL#66渡邉君が南山QBのファンブルしたボールを
リカバーし、ターンオーバー。
QBは#16杉本君に代わって、ランとパスを織りまぜ、
ゴールまで7ヤードの位置まできた。


ファンブルリカバーを決めたDL#66渡邉

第2Qに入る。
ゴール直前から、RB#44成瀬君がスイープのオフタックルでTDを上げる。
TFP(トライフォーポイント)も決まって、まずは7-0とリード。
南山自陣27ヤードからの攻撃。
WRへ30ヤードのパスが決まって中央まで進んだが、ランをグランパスに封じ込められて、パント。
次のグランパスのシリーズでは、杉本君が自ら走って40ヤードも走ったが、
ホールディングの反則を取られてしまい、残念ながら幻と終わってしまった…。

その後グランパスはFG(フィールドゴール)トライを失敗するも、
南山の攻撃を抑えて攻撃権を奪うが、フレッシュを奪えずパント。
しかし、ここでグランパスパンターへのラフィングザパンターの反則が発生し、
グランパスは幸運にもフレッシュが自動的に転がり込んできた。
グランパスはゴール直前まで進み、最後は成瀬君がオフタックルを抜けTD。
TFPも決まり、14-0とリード。

南山は自陣35ヤードから攻撃となるも、DB#30伊藤君が南山QBのパスをインターセプト!
南山はラン攻撃が全く進まないので、パスに頼らざるをえず、これを伊藤君は見事によんでいたようだ。
グランパスは南山陣35ヤードからの攻撃と、またしてもチャンス到来だ。
QB杉本君が自ら12ヤード走る。彼はロングパス能力に加え、なかなか走る能力も高そうだ。
そして最後はWR#27塚本君へTDパスが決まる。TFPは失敗したが、20-0で前半終了。


インターセプトを決めたDB#30伊藤和磨

前半を終わってみれば、思った以上に点差が開いた。とにかく、南山に迫力がない。
ランはほとんど進まず、パス主体で攻撃しにくるので、グランパスディフェンス陣にとっては守りやすいかもしれない。
それと、雨の影響で互いにボールのファンブルミスが多発している。
後半グランパスは下級生を大勢投入することに違いない。楽しみである。

グランパス自陣35ヤードからの攻撃となり、後半開始。
グランパスはまたしても中央付近でボールをファンブルし、攻守交代となってしまった。
が、次の南山の攻撃でDLの渡辺君がまたしても強烈なQBサックを決める!
その後互いに決め手がなく、第3Qは終了する。

第4Qに入る。
グランパスはランとパスで南山のエンドゾーン近くまで攻め入る。
最後はRB成瀬君が走ってゴールを割ってTD!
TFPでホルダーは雨でボールをうまくコントロールできず、急きょ走ってラッキーにも2点を取る。28-0。


本日3度のタッチダウンを取ったRB#44成瀬圭汰

南山もグランパスも互いにパントを繰り返した後、グランパス中央付近からの攻撃。
QB杉本君から、真横にいるWR塚本君へパス。
塚本君は、うまく南山CBをかわして、前へ走る。続くLBのタックルも外して走る走る!
40ヤード以上走ってゴールまで4ヤードの位置まで来た。塚本君のナイスランでした。
しかしこのTDチャンスは南山からQBサックを受けて大きくロスし、37ヤードのFGを狙うも外す。
終了間際もグランパスは、ゴール直前まで攻めるも残念ながらTDを奪うことはできなかった。

28-0で勝利。
後半は下級生も多く出場したためか、あまり点を奪うことができなかった。
南山はいつも春は本来の力をだしてこない?ので点差は開いたが、
実力はこんなものではなく、秋はもっと強いと思う。
グランパスは雨の中思うような攻撃をすることは難しかったとは思うが、
次戦の強豪阪大戦で真価が問われることになるだろう。

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