観戦記

後援会会長・門池啓史さんの観戦記を掲載します。

観戦記  三重大学戦 平成19年5月27日 at港サッカー場



GRAMPUS後援会会長
門池啓史さん

今日は快晴の名古屋港サッカー場で、三重大学との一戦が開催される。
先回の四日市大学戦では、シーズンの初戦を快勝したグランパス。

三重大学は昨シーズンまで二部に所属していたが、昨秋一部校との入れ替え戦に勝利し、
チーム初の一部入りを果たすことができた。
グランパスはもちろんのこと、
三重大学もどんな試合を見せてくれるだろうか興味あるところである。

グランパスのキックオフで試合開始。


#56 加藤のキックオフ        キックオフラッシュ

グランパスDBのパスインターフェアがあり三重大学にファーストダウン(1stダウン)を取られたが、
すぐに強力ディフェンスが押さえ、パントとさせて攻守交替。

しかしグランパスも決め手がなくパント。
両チームとも一進一退が続く。

第1Q終了間際、グランパス4thダウン時、
絶妙なパントが決まり、三重大学は自陣のほぼゴールラインからの攻撃となる。

三重大学の攻撃ではあるが、「これは、チャンスだ・・・」と私は思う。
セイフティを取ることも可能だが、タッチダウン(TD)さえ奪うことも可能だ。

案の定、三重大学は3rdダウンでQBがゴールライン内でグランパスディフェンスにサックされ、
セイフティを奪う!2-0グランパスリード。
しかし第1Qは互いに決め手がなく終わる。

第2Qに入ると、エースWR#6野田君に連続してパスが決まり、
グランパスはじりじりと三重大学ゴールラインに迫る。

最後はTE#29石原君への15ヤードTDパスが決まる!
ポイント・アフター・タッチダウン(PAT)も決まり9-0とリード。

ようやくTDを取ることが出来た。
その後、グランパスはやや攻撃のリズムがよくなってきた。
ラン、パスとも良く決まるようになった。

8分過ぎ、グランパスは三重大ゴールまで30ヤード付近からQB#9吉田君がドロップバックすると、
三重大のディフェンスライン陣が押し寄せてきて、サックされそうになる。

「危ない!」と思った瞬間、
スクリーンパスが何とかRB#21高木君に通り、
そのまま25ヤード近く走ってTDだ!

危ういプレーだったが、幸運にもTDを取ることが出来た。
PATも決まり、16-0となる。


#11成田 #12佐藤 によるPAT

その後、三重大学の4thダウンパントをグランパス自陣20ヤード付近でリターナー#6野田君がキャッチ。
一人、また一人と三重大学のディフェンスを交わして行く。
なんとも軽やかだ。

カットバックを繰り返し、あれよあれよという間に、80ヤード走りTDを取ってしまった。


#6 野田によるランプレー

本当に野田君の走りは素晴らしいと思う。
グランパスブロックもよかったとは思うが、野田君の個人的能力の高さを私は感じた。

PATも決まり23-0となった。
だんだんグランパスオフェンスはエンジンがかかってきた。

パスもランも次々と決まり前半終了直前、WR#12佐藤君に23ヤードのパスが決まりTD。
PATも決まり30-0となる。

第1Qでは一進一退が続いたが、第2Qに入りグランパスの一方的な展開となってきた。
前半終了。

後半は三重大学のキックオフで試合開始。
キックよく、ボールは風に乗ってぐいぐい飛び、これをグランパスリターナーがゴールライン付近でキャッチ。
三重大学のタックルを外そうと、ぐるっと後ろに回って走る。

すると、審判からホイッスル。プレーは止まった。
「うん、なに??」
私は状況が良くわからない。
審判は両手を頭の上で重ねた。

「うん?セイフティ?どういうこと・・・?」と私は思う。
グランパスリターナーはゴールライン後ろ10ヤードのエンドゾーンを超えて走ってしまったのだ。
なんかよくわからないが、とにかくセイフティは取られてしまったようだ。
30-2。

「まあ、いいか・・・。」

その後、グランパスは攻撃を緩めず、パス、ランも次々とよく決めてTDを重ねる。


#24 西垣によるTD

後半は34点奪って、結局64-2と大差でグランパスは勝利した。
三重大学は後半疲れからか、
ランもパスもほとんど機能していなっかたように思う。

グランパスは一部の貫禄を十分見せ付けた内容であったのではないかと思う。
新チームになっても、グランパスは弱くはなっていない気がする。
心強い限りだ。

当面は次週の大阪大学戦、
そして春の最終戦は関西の強豪、甲南大学戦での必勝が期待される。


FMのサイドラインデビュー

更新情報

     
Copyright(c) 2012 Nagoya Univ. American Football Team GRAMPUS All Rights Reserved.