観戦記

後援会会長・門池啓史さんの観戦記を掲載します。

観戦記  四日市大学戦 平成22年9月20日 at半田運動公園陸上競技場


GRAMPUS 後援会会長
門池 啓史 さん

初戦、中部地区で圧倒的な強さを誇る名城大学に惜敗したグランパス。
強豪相手に誠に惜しかったが、
気持ちを入れ替えてほしいものだと思う。

今日は四日市大学との試合が半田運動公園陸上競技場で開催される。
グランパスにとって四日市大学とは
近年接戦の試合を繰り返している相手だが、
相性がたいへんよく、目下10連勝前後はしていると思われる。

試合前練習の選手の様子

私は先日、四日市大学の初戦を見学したが、
正直言って部員は少ないし、今年はかなりチーム力が低下していると思う
(四日市大学のご関係者の方々、すみません…)。

今日はグランパスの大勝を期待している。

試合開始直前のハドル

残暑が残る半田運動公園陸上競技場。
四日市大学のキックで試合は始まった。

グランパスはまず、四日市陣45ヤードからの攻撃開始だ。
QB#9友枝君のキープで7ヤード進み、4thダウンインチをギャンブル成功。
続いてWR#22安田君へ8ヤードパス成功。

4thダウンになってしまったが、
RB#19七田君のランでまたしてもギャンブル成功。
ゴールまで10ヤード地点まできて、
QBからRB#29梶原君へのTDパスは不成功。

次にQBからRBへのボールコントロールがうまくいかず、
ボールがグラウンドにころがり、
これを四日市大学選手がおさえターンオーバー(攻守交替)となってしまった。
ゴール直前だっただけにたいへん惜しい。

しかし続く四日市のオフェンスも4thダウンパントとなって、
グランパスは四日市陣35ヤードからの攻撃再開となる。

ここで友枝君から安田君へ35ヤードのパスが見事に決まって、先制TDを奪う!
PATの1点も決まり、まずは7-0とリード。

先制TDを決めたWR#22安田

第2Q開始。

四日市の攻撃続かず、グランパスは中央付近からの攻撃とする。
ランでフレッシュを続け、ゴールまで25ヤード地点から、
友枝君は二度TDパスを試みるも失敗。

4thダウンも私は当然ギャンブルにくると思った。
しかし、グランパスはフィールドゴール(FG)体型をとった。

私は「ふふーん、ここは蹴ると見せかけて、絶対走ってくるな」と思う。
あまり言いたくないが、何せ近年グランパスはキックが弱いのだ。

FGは40ヤード前後もあるので、
私は「決まるわけないよね~」と決め込む。
だからフェイクプレーに違いないと確信した。

しかし、ここはまともに蹴ってきて、見事にボールは両バーの間を通ってFG成功!!

いやー、キッカー君には失礼しました…(汗)。
10-0となる。

その後四日市は、ショベルパスを連続して成功させ進むが
後が続かずパントを繰り返す。
グランパスもパスをインターセプトされたり、決め手が無かったりしてパントが続く。

前半残り時間1分を切ったところで、
グランパスは四日市陣40ヤードからスクリーンパス、ショートパス、ミドルパスを決め、
ゴールまで14ヤードのところまで進む。

最後は#29梶原君へ14ヤードのTDパスが決まり、
PATも成功させ17-0で前半終了。

やはり四日市とはやや力の差があるように思う。
後半はもっと差が開くのではないかと予想した。

RB,QBともにこなす#29梶原

グランパスのキックで後半開始。
四日市は中央付近からのよいポジションで攻撃となる。
しかし、四日市のパスをDB#11竹腰君が見事にインターセプトして攻守交替とする。

グランパスはゴールまで25ヤードからの攻撃と、絶好のTDチャンスだ。
と思う間もなく、安田君へのTDパスが決まり(PATは外す)、23-0となる。

差がついたので、グランパスは多くの1・2年生を出場させる。

四日市はパスとランを連続して成功させグランパスゴール5ヤードまで進むが、
グランパスの協力ディフェンスで攻守交替となる。

グランパスは自陣5ヤードからと悪い位置からの攻撃となるも、
RBからQBへと変わった#29梶原君から安田君へ22ヤードパスが決まりほっと一安心。
次に、1年生WR#6石川君へ11ヤードのパスが通る。
石川君の人生初パスキャッチ?おめでとうございます。

しかしグランパスにホールディングの反則がありフレッシュが続かず、
四日市は自陣35ヤードからの攻撃となってしまった。
四日市はランとパスを成功させじりじりとグランパス陣内奥深くまで進む。

四日市は4thダウンギャンブルを失敗し攻守交替かと思われたが、
グランパスにパスインターフェアの反則があり、
ゴールまで1ヤードとなってしまった。

4回の攻撃でたった1ヤード進めばTDなのだ。
グランパスディフェンスは頑張ったが、4thダウンでTDを奪われてしまった。
四日市は2ポイントコンバージョンも決め、23-8とする。

「まあ、1・2年生が多いから失点は仕方ないか…」。

しかしグランパスは残り時間2分を切ってからの怒涛の攻撃で、
四日市ゴールまで迫り、残り時間4秒で1年生RB#24松谷君のダイブによりTDをあげる。
松谷君、初TD良かったですね。

初TDを決めた#24松谷

PATも決め、30-8で試合終了。

毎年、四日市大学とは接戦をしているが、今日はまあまあ楽勝であった。
四日市大学はどうしたんだろう?と私は思ってしまった。

これで、1勝1負。
あと残り3試合はいずれも簡単に勝てる相手ではないが、
逆に3連勝もあり得ると私は予想する。

残り全勝だ、グランパス!!

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