観戦記

後援会会長・門池啓史さんの観戦記を掲載します。

観戦記  三重大学戦 平成25年6月30日 at四日市ドーム



GRAMPUS後援会会長 門池啓史さん

本日は、春のシーズン最終試合となる三重大学戦が四日市ドームにて開催される。
新チームとなって春の試合を順調にこなしてきたグランパスだが、
相対的に見て、今年のチームは強いと思う。
特に、攻撃のリズムに乗った時の得点力はかなりのものではないか。

本日の相手三重大学は毎年のように二部では優勝し、
入れ替え戦に出場しているチームであり、 昨秋は入れ替え戦に勝利し一部に昇格した。
しかし、正直言って、現在のグランパスとやや力の差はあると思う。
グランパスは下級生も多く出場する予定らしいので、
どういう展開になるのか楽しみだ。

グランパスのキックで試合開始。
三重大学は自陣25ヤードから攻撃開始となった。
パスが成功しフレッシュを取ったが続かずパントとなる。
このパントが素晴らしく、グランパスは自陣8ヤードからの攻撃となる。
苦しい位置からの攻撃だったのでフレッシュを取りたかったが、
パントとなってしまった。

DB#15岡田君は三重大のリターナーへナイスタックルし、
三重大は自陣奥深くからの攻撃開始。
パスとランをつないで、中央まで進む。
続いてRBはオフタックルをするりと抜けて独走となり、ゴール直前まで走る。
ここで三重大はあっさりTDパスを通してまずは先取点を奪う。0-7。

グランパスはリターナー#6石川君がタックルをはねのけて、
中央まで返す。
本日のQBは二年生の#12半田君である。
彼は関西のアメフト強豪高校でQB経験がある期待の下級生だ。
半田君からWR#27塚本君へ8ヤードパス成功。
続いてRB#31野々山君が11ヤード走り、石川君へのミドルパスも決まる。
しかし、三重大陣30ヤード地点で4thダウンギャンブルを試みるも失敗し攻守交替。

次の三重大の攻撃をばっちり抑えて、グランパスは再び自陣40ヤード付近からの攻撃となった。
半田君から塚本君へ9ヤード、WR#25小松君へ12ヤードパス成功。
ゴールまで2ヤードから、なんとRBに入った、本来はQBの#4安田君のランでTD成功!
TFPも成功し、7-7と追いつく。
安田君といえばQBなので、RBの位置からのランは何か見慣れない光景で不思議でした。


パスをキャッチするTE#25小松

三重大は自陣20ヤードからの攻撃。
RBが約50ヤード以上独走し、名大陣27ヤードまで進む。
ここで三重大RBへグランパスがパーソナルファウルを犯し、
15ヤードの罰退を受けてしまう。
次のプレーで簡単にTDパスを決められて、7-14と再びリードを許す。
正直言って、今日、三重大は点を取ることができるのだろうか?
と私は思っていただけに意外な展開だ。
しかしグランパスはけっこう下級生が出場しているので、
まあ仕方ないかと思う。

グランパス自陣34ヤードから攻撃開始。
QB#16杉本君に代わっている。
塚本君へ12ヤードパス成功し、続いてRB#22藤井君は18ヤード走る。
ゴールまで4ヤードと進み、最後はまたしてもRBに入った安田君がオープンを走ってTD!
14-14の同点としたところで前半終了。


RBとして活躍したQB#4安田

当初の予想とは異なり、前半は14-14の同点となっている。
まあ、下級生が多く出場しているから仕方ないか、
とも思うが同点とは意外だ。

後半開始。
三重大は自陣30ヤードからの攻撃だったが、フレッシュを取れずパントとなる。
グランパス自陣18ヤードからの攻撃。
野々山君が30ヤードのランをみ見せて中央まで進む。
WR#1相武君へ10ヤードパス成功。
藤井君が10ヤード走り、RB#44成瀬君へ10ヤードパスが成功する。
そして、半田君から相武君へ22ヤードのパスがぴたっと決まって、TD!
TFPは失敗したが、ようやく20-14とリードする。
これから怒涛の攻撃を見せてほしいものだ。


パスを成功させたWR#1相武

三重大自陣30ヤードからの攻撃。
三重大QBからWRへ投じられたパスを
DB#34堀田君が、ささっとWRの前に入り、パスインターセプト!前には誰もいない!
堀田君は走って走ってTD!堀田君人生初のTDでした、33-14。

第4Q開始。
三重大の攻撃を難なくおさえて、グランパスは自陣40ヤード付近からの攻撃。
パスとランが次々に決まって、あっという間にゴール直前まで来た。
最後は野々山君が中央を抜けてTD。40-14
これで完全にグランパスの勝利は決まった。


TDをきめたRB#31野々山

三重大の選手は後半どうも疲れているような気がする。
前半のような鋭い守備がまったく見られない。
次々とグランパスの攻撃を許しているを許している。

DB#18西浜君のインターセプトなどがあり、
グランパスは攻勢を緩めず、その後3つのTDを奪って、54-14となる。

最後は三重大のパスを
DB#15岡田君がインターセプトして試合終了となった。
54-14で勝利する。

前半は同点で折り返して意外な展開となったと思うが、
後半はグランパスの一方的な内容となり、三重大を圧倒した。

これで春の試合はすべて終了したが、
総じて、よい試合内容だったと思う。
秋のレギュラーシーズンは正直言って、
単独優勝は充分狙えると言ってよいだろう。
部員スタッフ総勢百数十名という、東海一の部員数の強いグランパスだ。
ぜひぜひ秋には優勝を勝ち取ってください!!

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