OBインタビュー
34代、友枝俊介さんがインタビューにお答え下さいました。紹介いたします。
OBインタビュー 南山大学戦 平成23年6月18日 at半田運動公園陸上競技場
34代 QB 友枝俊介さん
・試合結果について
6月18日、前日に天気予報を見たところ
雨は降らなそうだったが
いざ起きてみると外は雨。
やはりこの季節、いつ雨が降ってもおかしくない。
今日の相手は南山大学。
昨秋GRAMPUSが20年ぶりの優勝をかけて
最終戦を戦った相手である。
まだ春とは言え非常に気になるカードだ。
試合前練習の頃から雨も止んだ。
雨が降っているとどうしても
オフェンスのパフォーマンスは下がりがちになるもの。
やはりオフェンスの人間としては
雨は降ってほしくない。
南山大学のキックにより試合開始。
リターナー#31若山がハーフライン少し手前くらいまで戻す。
GRAMPUS最初の攻撃シリーズ、
率いるのはQB#29梶原。
次々にレシーバーにパスをヒットさせいいリズムでオフェンスを展開していく。
WR#6石川のRACなども光る中、
このシリーズ最も輝いていたのはやはりWR#84小野。
巧みなコース取りに持前の
抜群のキャッチセンスが合わさり、
ナイスキャッチを連発しパスオフェンスを牽引する。
パスオフェンスを牽引するWR#84小野
最後もゴール前15ydsくらいから#84小野へのパスでTD。
鮮やかなオープニングドライブでした。
PATも成功し7-0でGRAMPUSがリード、
幸先いいです。
対する南山のオープニングドライブ、
こちらも着実にショート、
ミドルのパスを通してきます。
30ydsほど進まれましたが
やっぱり強固なGRAMPUSディフェンス、
しっかりFG圏内に入る前にシャットアウトしました。
続くオフェンス、
オープニングドライブの勢いそのままに
ぐんぐん進んでいきましたが
敵陣30ydsくらいまでいったところでインターセプトにより攻守交代。
2Q 相手のパントを#6石川が
好リターンを見せ敵陣30ydsからの攻撃。
好リターンを見せたR#6石川
がしかし攻 めきれずパントへ。
パントを蹴るか判断が難しい位置からだったが
結果敵陣5yds付近まで押しこむ好パントとなった。
2Q終盤、南山大QBがSBにハンドオフした。
しかし何か様子がおかしい。
するとSBがWRにボールを投げた。
スペシャルプレーだ!大丈夫か!?
っと思ってたらどうやら無駄な
心配だったようでインターセプト。
しかし続くシリーズ、
自陣のゴール前でお返しのインターセプトをくらい相手に
絶交のチャンスを献上してしまう。
南山大、このチャンスをしっかりものにしTD 。
PATも決まり7-7。
前半終了。
得点シーンこそ少なかったが
両チームオフェンスに手詰まり感は感じられなかったので
後半も同じような展開になるかと思っていたら雨が降ってきた。
しかもかなり強い。
このようなボールが手に付きにくい
天気だと経験的にいかにボールセキュリティが
しっかりしているかが大切になるなぁと思う。
GRAMPUSのキックで後半開始。
やはり雨のせいか、
両チーム前半通っていたような
パスが通らなくなる。
両チームオフェンスの勢いが止まる。
こういった状況ではいかにターンオーバーせず、
しっかりパントできることが大切だ。
しばらく硬直状態が続く、
この均衡を破るのは一体誰のどんなプレーなのか。
3Q終盤、ついに均衡は破られた。
破ったのはやはりこの男DB#31若山。
相手のパスをインターセプト(この日2つ目)し
エンドゾーンへ一直線。
最後こぼれたボールを#11竹腰がリカバーしTD。
先週の三重大戦に続きディフェンスの得点、
オフェンシブなディフェンスとはこのことですね。
PATは外し13-7。
続く相手の攻撃を3プレーで断ち切り
反撃の狼煙は上げさせない。
この勢いにオフェンスも続きたいところだったがWRが上に弾いてしまった
パスを相手LBがキャッチしインターセプト。
前半得点されたのと同じく
相手からすればゴール前からのオフェンスという絶好のチャンスだ。
さすがに厳しいかなと思っていたらどうやら
今日のディフェンスは絶好調のようだ。
エンドゾーン内に投げられたパスを今度はSF#26臼井がインターセプト。
インターセプトを決めたDB#26臼井
「岳さんばっかにいいかっこさせてられねーぜ!」
と言わんばかりの好プレーでした。
しかし続くシリーズ、
ピッチミスからこぼれたボールを
相手の長身DLに拾われそのままエンドゾーンまで運ばれTD。
PATも決められ13-14で逆転されてしまいました。
残り時間も少ない中エンドゾーン目指して
ドライブしていきますがファーストダウン更新まで
あと少しを残して4th down。
ギャンブルを試みるも失敗し攻守交代となります。
次の相手の攻撃をすぐ止めればまだ時間はある。
今日のディフェンスならすぐ止めてくれる、
そうすれば最後の攻撃でTD、
最悪FGで逆転だ!とか思ってました。
しかしそんな期待は裏切られました。
いい意味で。
相手QBの死角から#14藤居のQBサックが炸裂。
そしてこぼれたボールを長身DL#59野田が
拾いそのままTD。
QBサックからTD DB#14藤居 DL#59野田
まるで先ほどの南山大のTDのデジャヴかと思いました。
似たような体格した相手DEがTDしたから
黙っちゃいられなかったんでしょうか。
オフェンシブなディフェンスとはこのことですね。(2回目)
これで20-14。
最後の相手の攻撃も止めニーダウンして試合終了。
荒れた試合でしたが明るい話題もありました。
今試合、苦しい時に均衡状態を保てたのは
安定してパントで陣地回復できていたことが大きかったです。
雨の中のデビュー戦で好パントを蹴り続けた#18塩沢は
今試合の影のMVPと言っていい思います。
今後に期待。
影のMVP、期待の新人パンター塩沢
天気の影響もあってか両チームミスが目立つ試合でした。
ミスをし悔しい思いをした選手もいるでしょう。
その気持ちは秋にはらしましょう。
友枝さんご回答ありがとうございました!!