OBインタビュー

36代木佐貫義さんがインタビューにお答え下さいました。紹介いたします。

OBインタビュー  南山大学戦 平成25年5月11日 at名古屋大学グラウンド



36代 DB 木佐貫義さん

試合前

春の2戦目 相手は南山大学。
南山とは秋季リーグ初戦の相手なので、
基本プレーで圧倒して秋の初戦に向けて自信をつけてもらいたい。

天候は予報通り雨。
雨だとパスプレーが少なくなってDBの後輩たちの活躍するチャンスが
少なくなってしまうなーと考えていた。

試合前のセレモニーを見てみると、
ユニフォームを着た選手以外にカッパを着た新入生の選手が多くいた。
秋には全員ユニフォームを着てサイドラインにいるのかと考えると、
秋のサイドラインの緑の人口密度がすごそうですね。

試合直前の選手達

前半

グランパスのキックオフで試合開始。
キックのカバーチームには2、3年が多く出ている印象。
#3小木曽のタックルで相手のリターンをとめて、名大のディフェンス。

リターナーをとめる#3小木曽

南山オフェンスに少しゲインを許したがパントに追い込む。
ここの南山のパントでオーバースナップ。雨の日には特にこういうミスがでやすい。
自分もスナッパーとしての経験があるが、雨の日のスナップは本当にやりたくなかった。

名大のオフェンス。相手のミスに乗じて先制点をとりたいところ。
しかし2プレー目でファンブルロストしてしまい攻守交代。

続く名大ディフェンス。
オフェンスのミスで流れが南山にいってしまったかと思われたが、
この日スタメンのDE#91関井のナイスパスラッシュとナイスタックルが
2プレー続けてあり、3&アウトで攻守交代。

この後、
名大オフェンスのファンブルロストで攻守交代

名大ディフェンス3&アウト、南山のパントでまたもオーバースナップ

名大オフェンス、敵陣深くまで行くが4th down 1ydsのシチュエーションでランプレーからのファンブルロスト。

名大ディフェンス、#52櫻井のQBサック&ファンブルフォースで攻守交代
と、両チームともミスを連発し攻守の交代がめまぐるしかった。

しかし、その中でも名大のフィールドポジションは良く、
2Qの最初にはプレーアクションパスでゴール前2ydsに迫ると、#44成瀬(圭)のオープンプレーでTD!
#44成瀬は先月の四日市戦に次いで、2試合連続のTD。おめでとう!
キックも決まり7-0。

先制TDを決めた#44成瀬(圭)

続くディフェンス、オフェンスのいい流れに続けられるか。
しかしロングパスを決められ、一気に自陣まで攻め込まれる。
この後の南山オフェンスは、パスを3本続けてきた。
ロングパスを通したことで、パス重視のオフェンスに変更したのだろうか。
しかし#30伊藤(和)のナイスパスカットもあってゲインをさせない。
DBの下級生のミスをDBの4年生が帳消しにしたプレーだった。

2Qも終盤に差し掛かってきたところ、名大陣30yds付近からのオフェンス。
#48桑野へのプレーアクションパス、#44成瀬(圭)のインサイドのラン、
#22藤井のインサイドのランと
ロングゲインが3つ連続し、たった3プレーで約50ydsもゲインをした。
そして相手の反則もあり、最後は#44成瀬(圭)のランでTD!
キックも決まり14-0

キックオフを#88山崎(啓)と#18西浜の3年生コンビでタックルして難なく止め、
直後のディフェンス、南山のフェードパスをインターセプト!
インターしたのは先ほどもパスカットで魅せた#30伊藤(和)。
下級生が多い今日のDBの中で安定感のあるプレーをみせてくれます。

インターセプトで魅せた#30伊藤(和)

インターセプトで敵陣からのオフェンスとなった名大オフェンス。
QB#16杉本のスクランブルでゲイン。相変わらず足が速い。
最後は#16杉本から#27塚本へのフェードパスであっさりとTD!

前半の終盤にTD→インターセプト→TDといいテンポで得点を重ね、20-0で前半終了。

後半

前半の最初はミスばっかりでどうなるかと思ったが、
2Qあたりからミスもなくいけていたと思う。
雨足が一層増して後半開始。

後半は名大のリターンから。
前半の勢いそのままに攻めていってほしいところ。
しかし今日何回目かのファンブルロスト。
今日は立ち上がりがよくない。

しかし、今日のディフェンスは悪い流れに乗らず、きっちり抑えている。
ファンブルロストからのディフェンスもDE#66渡邉のQBサックで難なく凌ぐ。

そのあとは両チームとも攻め手に欠き、パントを何回か蹴り合う。
パンター#4安田のパントがよく飛んでいたという印象がある。

3Qの終盤#22藤井、#44成瀬(圭)のラン、
そして#48桑野へのプレーアクションパスが決まりゴール前へ。
今日は#22藤井、#44成瀬(圭)のランがよく出る。
そしてランがよく出るからプレーアクションパスもおもしろいように決まる。
そして最後は#44成瀬(圭)の今日3つ目のTD。
PATではスナップが乱れるものの#27塚本が自ら走り込んで2点追加で28-0。

PATで2ポイントコンバージョンに成功した#27塚本

その直後のディフェンスを見てみるとどのポジションにも下級生が出ていた。
このメンツで大丈夫かなと少し心配したが、
案の定ランプレーで20ydsほどのロングゲインを許してしまう。
しかしその後、南山がファンブルをし、これを#91関井がリカバー。
今日のディフェンスは要所要所でビッグプレーを連発し、
南山オフェンスを見事に防いでいる。

このあとは各ポジションに多くの下級生が出場していた。
下級生が多く出ている中で、4年生の#27塚本のフラットパスでのロングゲインがあったり、
#66渡邉のQBサックがあったりと上級生が存在感を発揮するが、得点には結びつかず。
結局28-0のまま試合終了。

今日の試合は、終わってみれば28-0と圧勝し、
オフェンスディフェンスともに圧倒できたのではないか。
そして先月に行われた四日市大学戦よりも多くの下級生が出場し試合経験を積めたと思う。

オフェンスは#22藤井と#44成瀬(圭)のランプレーがよくでていたのが目立ったが
なんといっても今日のオフェンスのMVPはQBの#16杉本だろう。
この試合のオフェンスのほとんどを率い、大きなミスはなく4つのタッチダウンをもたらした。
この試合で大きな自信がついたのではないか。

オフェンスを率いたQB#16杉本

ディフェンスでは#66渡邉と#91関井のDEコンビとLB#52櫻井の活躍が目立った。
この3人のビッグプレーのおかげで、南山に流れが行かず、完封勝利を収めることができたと思う。

#66渡邉と#91関井のDLコンビ

また、キッキングでは#4安田のパントが常に安定して飛び、
良いフィールドポジションを得られていたのも、今日の勝利の大きな要因だと思われる。

攻守ともに圧倒でき、下級生も多く出場できた試合であったが、
ファンブルの多さやロングパスを何度も通されそうになっていたので、反省点も多くあると思う。

今日の試合や日々の練習をしっかりとチェックし、
改善を重ねることで秋にはもっと強いチームになってもらいたい。

頑張れグランパス!

木佐貫さん、ありがとうございました!!
次戦も応援よろしくお願いします!!

更新情報

     
Copyright(c) 2013 Nagoya Univ. American Football Team GRAMPUS All Rights Reserved.