観戦記

後援会会長・門池啓史さんの観戦記を掲載します。

観戦記 中京大学戦 平成26年9月21日 at名古屋市港サッカー場



GRAMPUS後援会会長
門池啓史さん

開幕の愛大戦との一戦を一蹴し、勝利を収めたグランパス。
今日は強敵、中京大学との試合が名古屋市港サッカー場で開催される。

グランパスは中京とはここ何年かは互角の試合をして、
勝ったり負けたりを繰り返している。
ただ、今年の中京を見る限りは、
我がグランパスの力が上回っているような気がするが、
それは穿った見方だろうか…。
優勝を勝ち取るためには絶対落とせない試合だ。

数日前の天気予報によると本日は雨天であったが、
予報に反して快晴の気持ちのよい日となった。

絶好のコンディションの下、グランパスのキックで試合は始まった。

蹴られたボールは青空の下、放物線を描いて中京陣深く飛ぶ。
中京リターナーは自陣34ヤード地点まで返して、攻撃が始まった。
まず中京はショートランの後、9ヤードパスを通してフレッシュ(1stダウン)獲得。

続いて15ヤードパス成功。
そして、ランプレーであっという間にゴールまで10ヤードの位置へ進む。
どうもグランパス守備陣がアジャストできていないようだ。
いつもグランパスは第1Qは調子が悪いことが多いが、
今日もまさにその通りのスタートのようだ。

しかしここで、中京QBにグランパスDL陣がおそいかかりサック!
中京は大きく後退する。
結局中京は4thダウンでフィールドゴールには遠すぎたためか、
パントを行う。

ナイスパントとなり、グランパスは自陣のほぼ0ヤード(ゴールライン上近く)と
苦しい位置からの攻撃となる。

攻撃は続かずパントとなったが、
グランパス選手の中京リターナーへのナイスタックルで
中京は名大陣40ヤードからの攻撃となった。
DL#53日比君の激しいQBサックにより、中京もパント。


QBサックを決めたDL#53日比教智

グランパスは自陣37ヤードからの攻撃。
WR#1相武君が9ヤードパスをキャッチ。
ショートランの後、RB#26羽田くんが左オープンを抜ける。
中京LBのタックルをかわすと、前には誰もいなくなった!「走れ!」
60ヤード近く、走って走ってエンドゾーンに飛び込む!
タッチダウン(TD)だ。
トライフォーポイント(TFP)も決まりまずは、7-0とリードする。
羽田君のナイスランでした。


先制タッチダウンを決めたRB#26羽田健人

第2Q開始。
中京は自陣26ヤードからの攻撃だったが、
ホールディングの反則もありパント。
グランパスは自陣5ヤードからの攻撃。
WR#9中島君へ10ヤードパス成功の後、
中京のWRへのパスインターフェアがあり、
中央付近まで進む。
RB#44成瀬(圭)君がオフタックルを抜けると独走状態になり、
ゴールまで10ヤードの位置でタックルされる。
これはTDのチャンスだ。


独走するRB#44成瀬圭汰

ランで7ヤード進み、最後はRB#22藤井君がブラストを抜けTD!
14-0となる。

前半の時点で結論を急ぐのは早急だとは思うが、
アメフトで3TD差をひっくり返すことは容易ではない。
野球でいえば、3TD差は7~8点差くらいの
意味だと思う。
グランパスはもう1本TDを奪えば勝負ありだと思う。
ひじょうによいゲーム展開だ。

前半終了近く、中京は自陣31ヤード地点で、
QBからRBへのハンドオフを失敗しボールをファンブル。
これをグランパス選手が押さえ、
ターンオーバー(攻守交替)となる。
これはチャンスだ!
しかし、QB#12半田君からWRへのTDパスを、
エンドゾーン内で中京DBに
インターセプトされてしまい、前半終了となった。
「うーん、ここで一本TDを取っておけば、前半は楽な展開となったのに…」
と思うが仕方がない。

前半を見れば、私の予想通り、
総合力ではグランパスが中京を上回っていると思われた。
特にアメフトの基本である、ライン戦で勝っているので安心だ。

後半開始。
グランパスは自陣22ヤードからの攻撃開始だったが、
パント。
中京も攻撃進まずパント。
グランパスは自陣39ヤードからの攻撃。
相武君へ10ヤードパス成功。
羽田君の15ヤードランの後、半田君からWR堀口君へのロングパスを投げる。
堀口君の横には中京DBがぴたりと着いている。
二人は走って、一対一の勝負だ!
堀口君はDBをぎりぎり振りきりボールをキャッチすると、
エンドゾーンに走り込んだ!
TD。
彼は2年生だがよく頑張りました。


ロングパスを見事にキャッチし、タッチダウンを決めたWR#84堀口大和

TFPは失敗したが、20-0となる。

中京の攻撃は毎年のような力強さがないようにも思えるので、
何となく、これで勝負はあったのかなと思う。

しかし、中京は自陣18ヤードからの攻撃をラン、パスうまくおりまぜ進み、
最後はRBの20ヤードランでTDを奪われてしまう。
20-7となる。

第4Q突入。
グランパスは自陣38ヤードからの攻撃。
半田君からTE#82大常君へ30ヤードのパス成功。
大常君は大柄で、ブロックもパスキャッチも両方うまく。
TEには最適だ。


幅広い活躍をみせるTE#82大常雄基

続いて、ランプレーでゴールまで近づく。
ここで、半田君は山なりのボールをエンドゾーン内に投げる。
そこには相武君と中京CBの二人が走る。
相武君はCBをかわして、山なりのボールを見事にキャッチ!
半田君と相武君の呼吸がぴったりあったプレーだった。


見事なパスプレーを決めたQB#12半田直也とWR#1相武将規

これで27-7となり、残り時間はまだ11分あるが、
勝負あったと思う。
その後中京はTDのチャンスはあったが、
グランパスの強力なDL、LB陣に
何度もQBサックを受けて得点を得ることはできなかった。


QBサックを何度も決める名大ディフェンス陣

グランパスも試合終了間際ゴール直前まで進むも、
決め手に欠けて、27-7で試合終了となる。

 

私は試合前、今日の予想を28-7と予想したが、ほぼその通りになった。
これで開幕2連勝だ。
強敵と思われた中京に難なく勝利したので、
今シーズンはなんとなく、
名城大学との一騎打ちの様相になってきたと思われるがどうであろうか。
今年は、単独完全優勝のチャンスありだ。
ファイトオン、グランパス!

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