観戦記

後援会会長・門池啓史さんの観戦記を掲載します。

観戦記 立命館大学戦 平成28年6月19日 at立命館大学BKCグリーンフィールド



GRAMPUS後援会会長
門池啓史さん

本日は立命館大学との試合が、立命館大学大津校舎のグラウンドで開催される。
立命館といえば、昨年は学生「日本一」となった超強豪校である。
グランパスは二年前から試合をさせていただいているが、
日本一の大学と試合できるのは大変光栄なことだと思う。
今日は立命館がどの程度レギュラー選手を出してくるか興味あるところだ。
また、控えや下級生の選手も多く出場してくるとは思うが、何せ高校時代の経験者が多く、
それもかなりのレベルの高い選手だったことが予想され、
控えといってもかなりの力量のある選手ばかりだと思われる。

曇天の下、立命のキックで試合は始まった。
グランパスは自陣30ヤードからの攻撃だったが、
先発QB#1松原君は立命DLにサックされ大きく後退して、パントとなる。
立命は名大陣45ヤードからの攻撃で、RBが右オープンを35ヤード走る。
今日はLBのポジションも兼務している#26羽田君のナイスタックルもあり、
なんとかフィールドゴール(FG)の3点におさえた。0-3。

立命のナイスキックで、グランパスは自陣17ヤードからの攻撃再開。
強豪チームはキック力も素晴らしいなあ、と思う。攻撃は全く機能せずパント。
立命は中央からの攻撃で、QBキープとRBの走りで簡単にタッチダウン(TD)を奪う。0-10。
攻撃も守備もことごとく立命に凌駕されており、今のところ全く歯が立たない状況だ。
グランパスは自陣30ヤードからの攻撃。
RBに入っている#4村松君のナイスランで18ヤード進む。
続いてRBの羽田君が13ヤード走る!
羽田君はLBとRBの両面出場で大変なことと思う。
立命陣30ヤード地点まで進んで4thダウンギャンブルを試みるも失敗して攻守交替…。


 

RB#4村松

第2Qに入る。
立命は自陣30ヤードから攻撃。
25ヤードパスを成功し、
ランプレーで進みゴールまで25ヤードと迫るも、
羽田君のブリッツが決まってQBサック!
そしてLB#57岡田君のパスカットがあり、
立命をFGの3点に抑える。
0-13。
しかし、グランパスディフェンスが機能し始め、
立命の攻撃を抑え始めている。
グランパスは自陣28ヤードからの攻撃。
羽田君の6ヤードランの後、
WR#28鈴木君へミドルパスが決まった後、
鈴木君は立命のLBとDBを振り切って、走る走る!
60ヤード以上のプレーとなった。
直後、RB#6川村君が左オープンを18ヤード走り抜けてTD!
あっという間の、グランパスの怒涛の攻撃だった。
強敵相手に素晴らしいプレーだ。
7-13となって、一本TDを奪えば逆転することになる。
立命は自陣26ヤードからの攻撃だったが、
DL#66藤崎君のQBサックもありパントとさせる。
グランパスは攻守ともリズムに乗ってきている。
その後両者パントが続く。
前半終了間際、グランパスはインターセプトされたが、
立命の攻撃を抑えて、7-13で前半終了。


 

WR#28鈴木健太             DL#66藤崎 

第1Qでは攻守の圧倒的な立命のプレッシャーで
どうなることかと思われたが、
第2Qでグランパスは好プレーが目立ち、
互角以上の闘いを見せてくれた。
しかし立命はこんなことでは終わることはないはずで、
後半真価を発揮してくることだろう。

後半開始。
立命は自陣20ヤードから攻撃。
グランパスはランプレーを抑えて、3rdダウン10ヤードから、
立命SBへ10ヤードパスを通されフレッシュを奪われる。
惜しいプレーだった。
次のシリーズも立命の攻撃を抑えていたが、
3rdダウンロングから、グランパスのレイトヒットの反則で
15ヤードも罰退してしまった。
立命はランとパスでTDを奪う。
このシリーズは何とも惜しいものだった。
7-20となる。
グランパスは自陣30ヤードからの攻撃。
川村君の27ヤードのロングラン。
川村君は二年生で今年から本格的なデビューだが、
よい走りをしている。
続いて羽田君の上手いカットバックで13ヤード進む。
グランパスのこの二人のRBはレベルが高く、
秋には大活躍してくれることと思う。
フットボールはあくまでもチームプレーだが、
RBは個人的能力の高さも重要なので心強いばかりだ。
しかしグランパスはホールディングの反則を犯して、
パントとなってしまった。

RB#6川村

第4Q開始。
立命は上手いスクリーンパスで30ヤード進んだ後、
ランプレーを続けてTDを取る。
7-26と点差は開く。
立命はQBが替わっている。
よくわからないが、立命は後半主力級の選手を多く投入しているのだろうか…。
グランパスは自陣25ヤードからの攻撃で、
川村君の5ヤードと25ヤードのランで立命陣に進むも、
替わったQB#84堀口君がサックを受けてパントとなってしまった。
堀口君は本来WRだが、
パス能力が高くQBとしても出場するらしい。
グランパスは当面3人のQBがおり、心強い。
立命はミドルパスを二つ決め、
23ヤードのQBキープもあり、ゴール直前まで進む。
立命はQBが代わってから、見違えるように攻撃は機能している。
LB#7太田君のQBブリッツが決まったが、
TDを決められて、7-33となる。
グランパスは自陣35ヤードからの攻撃で
QB#84堀口君のスニークが決まって大きく前進するも、
ギャンブルプレーを失敗し攻守交替…。
結局、7-33で試合終了となった。

 

QB#84堀口             LB#7太田

試合開始直後は強力な立命の攻守で圧倒されたが、
その後グランパスは攻守共好プレーが光って、
互角に試合を進めた。
後半、立命はQBが替わってから、
攻撃が機能して差を広げた。
しかし、何せ相手は日本一の立命館だ。
グランパスは善戦したといってもよいかもしれない。
これで春の試合は終了し、
秋のレギュラーシーズンを迎える訳だが、
暑い夏を乗り切って、
秋には一段と成長した姿を見せて欲しいものだ。
もちろん東海リーグ単独優勝を切望しています!!

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